合唱
合唱とは、複数の人が複数のパートに分かれて各々のパートを複数で歌う音楽の演奏形態のこと。 各々のパートがひとりずつとなるものを重唱と呼んで区別するるほか、複数人が同一の旋律を歌うことも斉唱といい、区別される。 無論、ひとりで歌う独唱とも区別される。 合唱の語は、合奏の対語でもある。
合唱の種類
伝統的な西洋音楽における主な合唱の形態の分類法は次の通りである。
パート数による分類
パート数により、二部合唱、三部合唱、四部合唱等と呼ぶ。部分的にパート数が異なる場合も、多くの部分がそのパート数であるならばそのパート数で呼ばれる。 ただし、曲のなかで一時的にパートがさらに複数に別れて複雑な和音を作り出すこともある。これはディヴィジョンと呼ばれる(記号 div.)。
独唱の有無による分類
合唱とは別に独唱者または重唱者が立てられることがある。
伴奏の有無による分類
無伴奏の合唱をア・カペラ(寺院風)と呼ぶ。伴奏が付く場合にはピアノによるものとオーケストラによるものが多い。
声の性質による分類
女声による合唱を女声合唱、男声によるものを男声合唱といい、変声前の声によるものを児童合唱または少年合唱、少年少女合唱などと呼ぶ。男女の声によるものを混声合唱という。
多く行われる合唱の形態
上記の組み合わせにより、様々な形態が考えられるが、多く行われるものは次の通りである。
女声三部合唱(ソプラノ・メゾソプラノ・アルト) 低音が欠けるので、ピアノ伴奏等を伴う。 男声四部合唱(第1テノール、第2テノール、バリトン、バス) 多く第2テノールが旋律を歌う。ア・カペラが多い。 混声四部合唱(ソプラノ・アルト・テノール・バス) 和音が和声的にしっかりと確立するので、きわめて基準性の高い編成といえる。コラールはこの編成で書かれる。また、和声学では、この編成を標準とする。実際の楽曲では伴奏を伴うものもあれば伴わないものもある。