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圧力

圧力あつりょく)とは、物体の単位面積にかかるのこと。単位はパスカル(Pa)。

圧力によって物質の構造が変化することがある(→構造相転移)。

【関連用語】 気圧、水圧、ビリアルの定理応力ストレス

圧力(超高圧)の実験

超高圧実験装置にはプレス型とダイヤモンドアンビルを使ったものとに二分できる。

• プレス型は、ピストンシリンダーなどを使って生じた圧力を油圧(直接加圧する場合もあり)で伝達して試料を押す。

• ダイヤモンドアンビルセル(Diamond Anvil Cell: DAC)は、天然または人工合成のダイヤモンドを使って超高圧を実現するもので、小型(手のひらサイズ)で、透明(光学的な観測が可能)であり、サブテラパスカルまでの加圧が可能である。一方、ダイヤモンドそのものが大型化できないので、試料は大変小さなものにしなければならない。ダイヤモンド以外に、サファイヤ炭化ケイ素を使ったアンビルセルもあるが、加圧できる圧力はダイヤモンドよりも劣る。

• 上記の高圧実験は通常、静水圧が前提であるが、異方的に圧力を加える実験として衝撃圧縮実験がある。衝撃圧縮以外の方法による非等方的な圧力実験の試みもある。

分子動力学法での圧力の求め方

「ビリアルの定理」から求める。圧力は、

で求まる。上式で、は統計的な平均、右辺()内第一項は、粒子の全運動エネルギーの和、第二項は粒子間に働く力(= )と粒子の座標との積の和である。iは粒子の指標。 mi は粒子の質量。は粒子の座標の位置ベクトル。は適当なポテンシャル。 V は系の体積。

バンド計算での圧力の求め方

系の全エネルギーの体積微分が、圧力(静水圧)である。歪に対する微分がストレスになる。圧力Pの表式は(Vを系の体積として)、

 : 系の全エネルギー

となる。バンド計算でのより具体的な圧力(ストレス)の求め方は、ニールセンとマーティンによる論文[1][2]が参考になる。

[1]O. H. Nielsen and R. M. Martin, Phys. Rev. B32 (1985) 3780.
[2]O. H. Nielsen and R. M. Martin, Phys. Rev. B32 (1985) 3792.

関連項目

化学物理学物性物理学




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