メダカ
| ニホンメダカ | ||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||
| Oryzias latipes | ||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||
| ニホンメダカ | ||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||
| Japanese rice fish or Medaka fish |
メダカはメダカ目 キプリノドン亜目に属する魚類の総称。メダカ属は東アジアから東南アジアにかけて分布している。日本に生息するメダカはニホンメダカとそのアルビノの緋メダカである。自然界のニホンメダカは減少しており、1999年に絶滅危惧種に指定された。
ニホンメダカと遺伝子汚染
皮肉なことに、絶滅危惧種に指定されたことは、ニホンメダカの遺伝的多様性を減少させ、遺伝子汚染を起こさせる引き金の一つとなっている。
生物は同種であっても生息地域によって遺伝的背景が異なる。ニホンメダカは北日本集団と南日本集団に大別され、これらは水域ごとにさらに細分されている。数が減少したからといって、このことを無視した安易な放流を行うと、遺伝的背景が不可逆的に変化し、その種の多様性が失われてしまうことになる。現在、ニホンメダカに限らず、多くの動植物が遺伝子汚染の危機にさらされている。(特に遺伝子組み換え作物の問題は深刻である)
これを防ぐためには、i) 同種生物内の生息域による遺伝的背景の差異、ii) 自然環境内で起きた交雑の不可逆性、及び iii) これらの遺伝的差異が持つ重要性、について広く一般にも知らせて行くことが重要であり、これは生物学者の責務のひとつとも言える。
事例) http://www.asakura.ne.jp/coga/killies/medaka/amg_00.htm
モデル生物としてのメダカ
ニホンメダカは、生物学でモデル生物として用いられており、体軸や器官形成などの発生研究の他、性決定遺伝子 DMY が発見されたことから、哺乳類以外の脊椎動物での性決定機構を研究する上で注目されている。
脊椎動物の発生のモデル生物として良く用いられているゼブラフィッシュとメダカでは、突然変異体のレパートリーが異なる。特にメダカでは脳形成に係わる突然変異体が多く発生する。メダカとゼブラフィッシュ双方の突然変異のスクリーニングを行うことで脊椎動物の発生を明らかにすることが期待される。