しつけ
しつけ(躾、仕付け、仕付)とは、子どもを大人社会の規律や礼儀作法、慣習に合った立ち振る舞いができるように、訓練、教え込んでいくこと。だから、教育する事といってもいい。それは、自由にのびのびと育てることではなく、一定の厳しさをもって仕付けていくこと。ドイツ語では、しつけのことを、der Zuchtというが、これは人に限らず動物の調教、訓練の意味もある。それから、由来して、和裁でちゃんと真っ直ぐに縫えるように、「予め目安になるような縫い取り」をしておくこと、それに沿って縫っていくことを仕付けという。
歩き始めたばかり幼児に、変なところに入り込んだりしないで、目の届く範囲にいさせる為に、体あるいは、腰を縛っておく紐を「仕付け紐」という。歩行練習紐といいかえてもいい。その体を縛っているというニュアンスにひっかかる向きには、幼児の背負うリュックから、紐がでているというケースも、国内ではよく見られる。ジャン・ジャック・ルソーやイマヌエル・カントなどにも、教育、しつけの手段として子どもを紐で縛ることは好ましくないし、やるべきではないとの言葉がある。