川崎市
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| 川崎市のデータ | |
| 面積 | 144.35km2 |
| 総人口 | 1,294,959人 (2003年12月1日現在) |
| 川崎市の花 | ツツジ |
| 川崎市の木 | ツバキ |
| 川崎市役所 | |
| 所在地 | 〒210-8577 |
| 川崎市川崎区宮本町1番地 | |
| 電話番号 | 044-200-2111 |
| 外部リンク | 川崎市役所 |
川崎市(かわさきし)は、神奈川県の北東部に位置し、東京都、横浜市、東京湾に囲まれた東西に長い政令指定都市である。しかし新幹線が通過している政令指定都市では唯一、新幹線が停車する駅がなく、空港や(都市高速鉄道としての)地下鉄、新交通システムも存在しない。 地下鉄については建設計画が持ち上がっていたが、計画では人口の少ない地区を通ることもあり、採算の見通しが不十分として、着工は当面見送られることになった。 市内を東西に通過する南武線に快速・優等列車の定期設定はないが、これは政令指定都市を発着するJRの電化路線としては極めて稀なことである。 また、政令指定都市の中では最小の面積である。
地理
神奈川県の北東部に位置している。北部は東京都との境に多摩川が流れ、東部には東京湾が広がっている。市の東部は平坦で、埋立地、工業地が多く、中部、西部は商業地、住宅地が多い。
歴史
中世以前
現在の市域の中で、丘陵地帯に人が定住したのは古く、旧石器時代や縄文時代の遺跡が確認できる。しかし、多くは海底で、その後多摩川の体積により徐々に陸地化が進んだ。 律令体制の整備により武蔵国の一部となった。奈良時代には現在の高津区に橘樹郡衙(たちばなぐんか)が置かれ、地域行政の中心になったと推定される。 平安時代からは荘園が発達し、稲毛氏が広い地域を支配した。稲毛三郎重成は源頼朝の御家人の一人となって活躍した。 1128年(大治3) - 臨海部に川崎大師(平間寺)が建立され、以後門前町の形成が始まった。 鎌倉時代から戦国時代にかけては、小規模領主による分治が進んだ。やがて北条氏の支配下に入った。
近世
徳川家康が江戸に入り、次いで江戸幕府が成立すると、東海道や中原街道の重要性が高まり、川崎の整備が進んだ。 1611年(慶長16) - 小泉次大夫の指揮により二ヶ領用水が完成した。中野島から大師・大島に至る多摩川流域平野のほぼ全域を流れ、農業生産力の向上をもたらした。 1623年(元和9) - 川崎が東海道五十三次で最後に指定された宿場の川崎宿となった。多摩川の橋は流され、以後は六郷の渡しの渡河点、及び川崎大師への玄関口として宿場は繁栄した。 この他、中原街道の丸子の渡し、大山街道の二子の渡し、津久井街道の登戸の渡しが整備され、いずれも後に東京都内への鉄道が建設される宿場町が形成された。
近代
1872年(明治5) - 日本最初の鉄道開業(東海道線)に伴い川崎駅が設置された。その後、郵便・電気・水道などのサービスが早い段階から整備された。 1883年(明治16) - 多摩川に六郷橋がかかり、東京との連絡が容易になる。 1889年(明治22) - 川崎町が成立。 1899年(明治31) - 大師電気鉄道(現在の京浜急行電鉄)が大師線の一部を開業した。以後、品川や横浜に向けて路線を延長した。 1912年(明治45) - 神奈川県と東京府(現東京都)との境界が整理され、後に川崎市に編入される各町村の領域は多摩川南岸と一致する。 1912年(明治45) - 日本鋼管(現NKK)川崎製鉄所が設立。臨海部の工業化が開始される。 1921年(大正10) - 川崎町で上水道整備が始まる。 1924年(大正13)7月1日 - 1町2村が合併して市制施行。市域は現在の川崎区西部と幸区東部。人口4万8394人、面積144.35km2。 明治・大正期は、東京と横浜に挟まれ交通が便利な川崎駅周辺が急速に近代化・都市化する一方、多摩川流域や丘陵地帯では従来の農山村が維持されていた。 1927年(昭和2) - 南武鉄道(現在のJR東日本南武線)川崎駅-登戸駅が開業。以後、多摩川沿いに機械工業が進出し、市域拡大の一因になった。 1937年(昭和12) - 陸軍の研究所が現多摩区の生田村(1938年に川崎市へ編入)へ移転。以後、通称登戸研究所として化学・生物戦や特殊工作の研究が行われる。 1939年(昭和14) - その後の埋立地を除く現在の範囲まで市域が拡大する。 1944年(昭和19) - 川崎市電が開業する。 1945年(昭和20)4月15日 - 川崎大空襲。川崎駅周辺や臨海部の工業地帯、川崎大師などに大きな被害が出る。 昭和前期は、南武線や各私鉄の開業などで工場や住宅地が多摩川沿いに展開し、それと共に市域が拡大した。
現代
1946年(昭和21) - 初の民選市長として金刺不二太郎が当選。 1952年(昭和27) - 現川崎区の富士見公園内に川崎球場が開場。 1957年(昭和32) - 人口が50万人を突破する。この頃から、市北部の丘陵地帯で大規模な住宅開発が急速に進む。 1960年(昭和35) - 大洋ホエールズが日本シリーズで優勝し、市内でパレードを行う。 1967年(昭和42) - 現在の多摩区に日本民家園が開園。 1969年(昭和44) - 川崎市電が全廃される。 1971年(昭和46) - 第二代の民選市長に伊藤三郎が当選し、革新自治体の一員となる。 1972年(昭和47) - 政令指定都市になり、5区制になる(川崎区、幸区、中原区、高津区、多摩区)。 1973年(昭和48) - 人口が100万人を突破する。 1980年(昭和55) - 国鉄横須賀線の新川崎駅が開業し、川崎駅を経由しなくなる。 1982年(昭和57) - 分区により7区制になる(高津区から宮前区、多摩区から麻生区が分離)。 1982年(昭和57) - 第1次川崎公害訴訟が提訴され、大気汚染について国や首都高速道路公団、各企業の責任が追及される。 1988年(昭和63) - 川崎駅西口の再開発を巡ってリクルート事件が発覚。革新市政が動揺し、やがて中央政界に影響が波及する。 1989年(平成元) - 川崎市市民ミュージアムが開場する。 1990年(平成2) - 市民オンブズマン制度が発足。 1991年(平成3) - ロッテオリオンズが千葉に移転し、川崎球場が本拠地のプロ野球チームが消滅する。 1993年(平成5) - Jリーグが開幕し、ヴェルディ川崎が等々力陸上競技場を本拠地にする。 1999年(平成11) - 川崎公害訴訟が和解により決着する。 2000年(平成12) - 慶應義塾大学が新鶴見操車場の跡地に新川崎タウンキャンパスを開設する。 2004年(平成16) - 川崎駅西口にミューザ川崎シンフォニーホールが開設される。
スポーツ
主な施設
野球場
川崎球場 - 川崎区富士見公園内。1952年に開場し、1954年-1991年はプロ野球球団の本拠地として使用(下記)。2001年に既設スタンドを取り壊し、現在は草野球や各種イベントに使用。 等々力球場 - 中原区等々力緑地内。収容人員5000人。照明もあり、高校野球の地方予選やアメリカンフットボールの公式戦などが開催される。陸上競技場・サッカー場
等々力陸上競技場 - 中原区等々力緑地内。収容人員2万5000人。1964年に開場し、1993年からは数度の改修を経ながらJリーグクラブの本拠地として使用(下記)。日本陸連の2種公認競技場としても各種競技会で使用。ゴルフ場
川崎国際生田緑地ゴルフ場 - 多摩区の丘陵地帯。1952年に川崎国際カントリークラブとして開設、1992年に川崎市公園緑地協会の管理に移りパブリックコースに。屋内施設
とどろきアリーナ - 中原区等々力緑地内。バレーボールの国際試合を含む各種屋内競技やコンサート等が開催される。
スポーツ団体・クラブ
現在
川崎フロンターレ(サッカーJリーグ2部) - 1997年-現在。本拠地は等々力陸上競技場。富士通サッカー部が母体、現在では川崎市もクラブ資本に参加 三菱ふそう野球部 - 幸区内の工場を拠点に活動。2003年の都市対抗野球優勝。2004年は活動を自粛予定。 東芝野球部 - 川崎区・幸区内の事業所を拠点に活動。都市対抗野球で優勝5回。 法政二高野球部 - 中原区内。甲子園で夏1回、春1回優勝。 桐光学園サッカー部 - 麻生区内。高校サッカー選手権で準優勝1回。過去
毎日オリオンズ - 1952年-?。パリーグ。川崎球場開場時に準本拠地として使用。本拠地後楽園球場での試合数増加や駒沢球場の使用に伴い、徐々に試合数は減少。 高橋ユニオンズ - 1954年-1956年。パリーグ。川崎球場を本拠地に置いた最初のプロ野球チーム。1955年のみトンボユニオンズ。1957年の開幕前に大映ユニオンズへ吸収合併。 大洋ホエールズ - 1955年-1977年。セリーグ。大阪から移転し、1960年には川崎球場史上唯一の日本シリーズで優勝。1977年シーズン後、60万市民の反対署名を押し切って横浜市の横浜スタジアムへ移転し、横浜大洋ホエールズ(現在は横浜ベイスターズ)に改称。 ロッテオリオンズ - 1978年-1991年。パリーグ。大洋ホエールズ移転後、仙台市の宮城県営球場から移転。観客動員数の低迷と川崎球場の老朽化に苦しみ、1992年に千葉市の千葉マリンスタジアムへ移転し、千葉ロッテマリーンズに改称。 ヴェルディ川崎(サッカーJリーグ1部) - 1993年-2000年。本拠地は等々力陸上競技場。前身の読売クラブ時代から等々力を中心に活動。2001年から調布市の東京スタジアムへ移転。
行政
2004年現在、市長は阿部孝夫である。(任期は2005年11月18日まで)歴代市長
地方自治制度が確立して市長公選制が導入された1946年以降の市長は以下の4人である。 1946年-1971年 - 金刺不二太郎 1971年-1989年 - 伊藤三郎 1989年-2001年 - 高橋清 2001年- - 阿部孝夫
経済
第一次産業
江戸時代以降、大消費地に近い立地を利用した近郊農業が営まれ、多摩川沿いの地域の梨や王禅寺の柿などが名物であった。急速な都市化の進行で多くは失われたが、これを維持するための動きも見られる。
第二次産業
京浜工業地帯の中にあり、明治時代の産業革命以降は重工業が発展した。特に昭和前期に臨海部での大規模な埋め立てが行われ、日本鋼管(現NKK)の製鉄所や化学工場などの建設が進んだ。 昭和初期以降、機械・電機工業の進出が始まった。富士通、日本電気、東芝などの大規模工場と、それに関連する中小工場が多数建設され、現在に至っている。 近年では、先端技術の研究所なども多く立地する。かながわサイエンスパークの建設などもこれを促進している。
第三次産業
川崎駅東口を中心に大規模な商業施設の立地も見られる。ただし、東京や横浜に客が流出し、都市人口に見合った商業売り上げにはなっていない。 北西部の新興住宅地域を中心に、多くのホワイトカラー労働者が居住する。その多くは東京都区内への通勤を行っている。 この他、特殊な例としては、川崎駅東口にあり、近世からの歴史を持つ歓楽街がある。
姉妹都市・提携都市
国内
中標津町(北海道) 1992年(平成4)7月9日締結 富士見町(長野県) 1993年(平成5)4月22日締結 那覇市(沖縄県) 1996年(平成8)5月20日締結海外
姉妹都市 リエカ市(クロアチア共和国) 1977年(昭和52)6月23日締結 ボルチモア市(アメリカ合衆国) 1979年(昭和54)6月14日締結 瀋陽市(中華人民共和国) 1981年(昭和56)8月18日締結 ウーロンゴン市(オーストラリア) 1988年(昭和63)5月18日締結 シェフィールド市(イギリス) 1990年(平成2)7月30日締結 ザルツブルク市(オーストリア) 1992年(平成4)4月17日締結 リューベック市(ドイツ) 1992年(平成4年)5月12日締結 富川市(韓国) 1996年(平成8)10月21日締結 友好港 ダナン港(ベトナム) 1994年(平成6)1月24日締結
地域
区
以下の7区から構成される。 川崎区 - 区役所の最寄り駅は川崎駅。 幸区 - 区役所は鉄道の駅から少し離れている。川崎駅や武蔵小杉駅などからバスを利用。 中原区 - 区役所の最寄り駅は武蔵小杉駅。 高津区 - 区役所の最寄り駅は溝の口駅(武蔵溝ノ口駅)。 宮前区 - 区役所の最寄り駅は宮前平駅。 多摩区 - 区役所の最寄り駅は向ヶ丘遊園駅。 麻生区 - 区役所の最寄り駅は新百合ヶ丘駅。
市の領域の変遷
1924年(大正13)7月1日 : 橘樹郡川崎町、御幸村、大師村が合併して市制施行。 1927年(昭和2)4月1日 : 橘樹郡田島町を編入。 1933年(昭和8)8月1日 : 橘樹郡中原町を編入。 1937年(昭和12)4月1日 : 橘樹郡高津町及び日吉村の一部を編入。日吉村の一部は横浜市に編入。 1937年(昭和12)6月1日 : 橘樹郡橘村を編入。 1938年(昭和13)10月1日 : 橘樹郡稲田町、向丘村、宮前村及び生田村を編入。橘樹郡が消滅。 1939年(昭和14)4月1日 : 都筑郡柿生村及び岡上村を編入。陸上部では現在の市境に。 この他、明治以降の埋め立ての進行で、市の領域は海に向かって拡大している。
教育
聖マリアンナ医科大学 専修大学生田キャンパス 洗足学園音楽大学 田園調布学園大学 日本女子大学西生田キャンパス 明治大学生田キャンパス 川崎市立看護短期大学 洗足学園短期大学 調布学園短期大学 調布学園女子短期大学 田園調布学園大学短期大学部 日本電気工業技術短期大学校 法政大学短期大学部
隣接している自治体
横浜市、東京都 大田区、世田谷区、稲城市、狛江市、多摩市、調布市、町田市
交通
空港
市内に空港はないが、多摩川を隔てて隣接している東京都大田区に、羽田空港がある。 現在、羽田空港の再拡張工事に対する地元への見返りに、神奈川口として川崎市側にも空港出口を設ける検討が進められている。
鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本) 鶴見線本線 : 武蔵白石駅-浜川崎駅-昭和駅-扇町駅 鶴見線大川支線 : 大川駅 東海道本線 : 川崎駅 南武線 : 川崎駅-尻手駅-(この間の矢向駅は横浜市鶴見区)-鹿島田駅-平間駅-向河原駅-武蔵小杉駅-武蔵中原駅-武蔵新城駅-武蔵溝ノ口駅-津田山駅-久地駅-宿河原駅-登戸駅-中野島駅-稲田堤駅 南武線支線 : 尻手駅-八丁畷駅-川崎新町駅-浜川崎駅 横須賀線 : 新川崎駅 小田急電鉄 小田原線 : 柿生駅-新百合ヶ丘駅-百合ヶ丘駅-読売ランド前駅-生田駅-向ヶ丘遊園駅-登戸駅 多摩線 : 五月台駅-栗平駅-黒川駅 京王電鉄 相模原線 : 京王稲田堤駅-(この間の京王よみうりランド駅-稲城駅は稲城市)-若葉台駅 京浜急行電鉄(京急) 本線 : 八丁畷駅-京急川崎駅 大師線 : 港町駅-鈴木町駅-川崎大師駅-東門前駅-産業道路駅-小島新田駅 東京急行電鉄(東急) 田園都市線 : 二子新地駅-高津駅-溝の口駅-梶が谷駅-宮崎台駅-宮前平駅-鷺沼駅 東横線 : 新丸子駅-武蔵小杉駅-元住吉駅 川崎市交通局 川崎市電 : 川崎駅から臨海部の工場地帯にかけて路線網が整備。1944年開業、1969年全廃。 トロリーバス : 川崎駅から臨海部の桜本町で運行。1951年開業、1967年廃止。
道路
高速道路 東名高速道路 : 東名川崎IC 第三京浜 : 京浜川崎IC - 国道466号を有料道路として供用。東京都世田谷区や横浜市と連絡。 東京湾アクアライン : 浮島IC - 国道409号を有料道路として供用。千葉県木更津市と連絡。 首都高速道路 K1 神奈川1号横羽線 : 浅田出入口-浜川崎出入口-大師出入口 K6 神奈川6号川崎線 : 殿町出入口-浮島出入口-川崎浮島JCT B 湾岸線 : 東扇島出入口-浮島出入口-川崎浮島JCT 一般国道 国道1号、国道15号、国道132号、国道246号、国道357号、国道409号 都道府県道 神奈川県道2号東京丸子横浜線、神奈川県道3号世田谷町田線、神奈川県道6号東京大師横浜線、神奈川県道9号川崎府中線、神奈川県道12号横浜上麻生線、神奈川県道13号横浜生田線、神奈川県道14号鶴見溝ノ口線、神奈川県道19号町田調布線、神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線、神奈川県道111号大田神奈川線
船舶
川崎港 マリンエキスプレス
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
美術
岡本太郎記念館
音楽
ミューザ川崎シンフォニーホール - 幸区内、川崎駅前西口に2004年開場。
レジャー
川崎競馬場 川崎競輪場
イベント
下麻生不動院だるま市 多摩川花火大会 稲毛神社山王祭 しんゆり芸術フェスティバル 市民祭 ファンタジーかわさきインナイト