ツバル
ツバルは、オセアニア州の国。首都はフナフチ。南太平洋のエリス諸島に位置する島国・共和国である。バチカンを除くと、独立国としては最も少ない人口の国である。海抜が低いため(最大5m)、将来海面が上昇すると、この国の島はおびやかされることになる。
トップレベルドメインとして割り振られた「.tv」を米国の会社に5000万ドルで売却。 この売却益を元に、2000年に国連加盟を果たした。
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| 国の標語 : Tuvalu mo te Atua (ツバル語: 全能の神のためのツバル) | |||||
| 公用語 | ツバル語 | ||||
| 首都 | フナフチ | ||||
| 女王 | エリザベス2世 | ||||
| 首相 | サウファトゥ・ソポアンガ (Saufatu Sopoanga) | ||||
| 面積 - 総計 - 水面積率 | 世界第191位 26;km² 極僅か | ||||
| 人口 - 総計(2004年) - 人口密度 | 世界第193位 11,468人 441人/km² | ||||
| GDP (PPP) - 合計(2000年) - 1人当たり | 世界第194位 1,220万ドル 1,100ドル | ||||
| 独立 - 日付 | イギリスから 1978年10月1日 | ||||
| 通貨 | オーストラリア・ドル、 ツバル・ドル | ||||
| 時間帯 | UTC +12 | ||||
| 国歌 | 全能の神のためのツバル(Tuvalu mo te Atua) | ||||
| ccTLD | .TV | ||||
| 国際電話番号 | 688 | ||||
国名
正式名称は、ツバル語で、Tuvalu。公式の英語表記も同じ。
日本語の表記は、ツバル。他に、ツヴァル、トゥバル、トゥヴァルもある。
国名は、ツバル語で"8つの島"を意味する。これは、独立時にツバルで人が住める島が8つだったことに由来する。
歴史
ツバルは、紀元後1世紀には、人が住み始めていた。ヨーロッパ人が訪れたのは、1568年にスペインから来たアルバロ・ド・メンダーニャ・ド・ネイラ (Alvaro de Mendana de Neira)が最初である。植民は行われなかったが、奴隷貿易業者や捕鯨船員などがしばしば訪れていた。ツバルは、1892年にエリス諸島という名前で、イギリスの保護領のギルバートおよびエリス諸島の一部になった。1915年に、保護領は植民地になった。
1974年に、植民地内の人種の違いから、ポリネシア人の多いエリス諸島はミクロネシア人の多いギルバート諸島(後のキリバス)との分離を投票で決めた。そしてエリス諸島は、ツバルという名でイギリスの植民地として分離した。1978年には独立が認められた。
政治
ツバルは、イギリス連邦内の立憲君主制の国であり、女王エリザベス2世を元首としている。女王の代理は、首相の助言で任命される総督が勤める。
地方議会はFale I Fonoと呼ばれ、12のメンバーで構成されている。メンバーは4年に一度選ばれる。このメンバーの中から政府の長である首相が選ばれる。
地方行政区分
厳密に言うと、ツバルには行政上の下部組織がない。それは人口が少なすぎるためだが、この国は9つの島(環礁)に分けることができる。もともとは、人が住める島は8つだけだった(国名の由来のとおり)。9つの島を次に挙げる。
フナフチ島 (Funafuti) ナヌメア島 (Nanumea) ナヌマンガ島 (Nanumaga) ニウタオ島 (Niutao) ヌイ島 (Nui) ニウラキタ島 (Niulakita) ヌクフェタウ島 (Nukufetau) ヌクラエラエ島 (Nukulaelae) ヴァイツプ島 (Vaitupu)
地理
ツバルは、世界で最も小さい国の一つであると同時に、土地がとても貧弱な国でもある。飲み水に適した水はほとんどなく、土地は農業には適していない。
ツバルは海抜が低いため、将来の地球温暖化による海面上昇に対して特に脆弱である。
2001年にツバル政府は、海面の上昇が起こることにより、島(最高でも海抜5m)から避難しなければならないかもしれない、との声明を出した。
2004年2月中旬に、異常な高潮によって島の建物・空港などが浸水した。
経済
ツバルには、天然資源がほとんどないため、その収入の多くは海外の援助に頼っている。主要な産業は、漁業と観光業である。ただし、ツバルは他の国から遠く離れた場所にあるため、あまり多くの観光客は訪れない。
政府の財源の主なものは、切手とコインの発行、および海外で働く労働者からの送金である。1000人ほどのツバル人がナウルで燐酸塩の採掘に従事している。もっとも、ナウルでは燐酸塩資源が減って来たため、徐々に労働者を帰還させるようにしている。また、1987年にオーストラリア,ニュージーランド,イギリスにより設立され、日本と韓国もサポートしている国際信託基金から、相当な収入を毎年受け取っている。賢明な投資と控えめな引出しのおかげで、同基金は初期の1700万ドルから1999年には3500万ドルへと増えている。ツバルの主な収入源としては、1988年の漁業協定によるアメリカ政府の支払いも挙げられる。外国の援助への依存を減らすために、政府は公共部門の改革を行い、その中にはいくつかの政府機能の民営化と職員の7%削減も含まれている。1998年から、ツバルは米国の電話番号の"900番"回線(日本でのQ2にあたる)の国内使用料による収入を得ている。2000年には、インターネットドメイン名の'.tv'をリースすることで、収入を得るようになった。これらの新しい技術からのロイヤリティーにより、今後10年はかなり収入が増えると見られる。商品の輸出が輸入のほんの一部である現状で、継続的な収入として位置付けられるのは、漁業、通信に関わるライセンス料、海外の労働者からの送金、公的な無償援助などの移転所得、海外資産の投資収入になると見込まれている。
国民
住民は、ほとんどがポリネシア人であり、わずかにミクロネシア人がいる。 97%のツバル人は、プロテスタントのツバル教会のメンバーである。キリスト教ではあるが、いくつかの現地固有の宗教の要素が混じっている。
ほとんどの人はツバル語を話しているが、ヌイ島の一部ではキリバス語を話す人もいる。英語が公用語ではあるが、日常会話で使われることはない。
文化
ツバルでは、伝統的な共同体のシステムがかなり広範囲に残っている。それぞれの一族は自分達の仕事だけでなく、salangaと呼ばれる共同体のための仕事、例えば魚釣り、家の建築、防衛なども持っている。一族の技術は、父から息子に受け継がれる。
| 日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1月1日 | 元日 | New Year's day | |
| 3月 第2月曜日 | イギリス連邦の日 | Commonwealth Day | |
| イースターの前の金曜日 | 聖金曜日 | Good Friday | |
| イースターの次の日 | イースター・マンデー | Easter Monday | |
| 5月13日 | ゴスペルの日 | Gospel's day | |
| 6月 第2土曜日 | 女王の誕生日 | Queen's Birthday | |
| 8月5日 | 子供の日 | Children's day | |
| 10月1日、10月2日 | ツバルの日(独立記念日) | Tuvalu day | |
| 11月11日 | 英国皇太子の誕生日 | Prince of Wales Birthday | |
| 12月25日 | クリスマス | Christmas | |
| 12月26日 | ボクシング・デー | Boxing day |
関連項目
ツバル関係記事の一覧
外部リンク
公式
ツバル国名誉総領事館
その他
日本外務省 ツバルの情報 ツバル TUVALU OVER VIEW
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