モデム
モデム(modem, 変調復調装置)は、コンピュータを電話回線等のアナログ通信回線に接続して、データ通信を行う通信機器。
デジタル信号とアナログ信号の変調・復調を行うことからmodulator demodulatorの頭文字を取って名付けられた。
概説
公衆回線用のモデムでは、パソコンなどとはRS-232CやRS-422といったシリアルポートを使い、モジュラーケーブルで電話回線に接続するのが一般的。
従来は、箱型のものであったが、パソコン本体に内蔵されたものや、PCカードタイプのものもある。
また、シリアルポートの代わりにUSBポートでパソコンと接続するものもある。
モデムは、ヘイズATコマンドという業界標準のコマンドで制御できる。これにより、自動発信、自動着信などもできる。ファクシミリ機能を搭載したFAXモデム、パソコンで音声通話にも対応できるVoiceモデムなどが登場した。
通信方式は、当時のCCITT、現在のITU-Tにより標準化されている。
初期の通信速度は300bpsで、後に1200、2400、9600、14400、28800、33600、56000bpsと高速化された。
さらに、実効通信速度(スループット)を改善するため、MNP4/MNP5などのデータ圧縮、エラー訂正機能も搭載された。
初期のものでは、半二重と呼ばれる送信と受信を同時にできないものがあったが、後にほとんどのものは全二重化され、送信受信を同時に行えるようになっている。
半二重タイプのモデムは、現在でもPOSシステムや、銀行向けの業務用システム(全銀手順)の一部で使われている。
ケーブルモデム、ADSLモデムなどは、パソコンとの間はイーサネットケーブルにより接続される。