富士川
富士川(ふじかわ、ふじがわとも)は山梨県、静岡県を流れる富士川水系の本流で一級河川。流路延長128km、流域面積3990km2。日本三大急流の一つに数えられる。
地理
南アルプス北部、山梨県と長野県の県境に位置する鋸岳(のこぎりだけ)に源を発し、甲府盆地を南流。このあたりでは釜無川(かまなしがわ)と呼ばれる。市川大門町で笛吹川と合流、ここから富士川の名で呼ばれる。さらにそのまま南流して途中早川(はやかわ)、芝川(しばかわ)などの支流を合わせ、静岡県の雁堤のある富士市で駿河湾に注ぐ。
富士川水運
急流ではあったが、四方を山に囲まれた甲府盆地と外部との交通の便のため古くから水運が行われた。1602年駿河国と現在の増穂町・鰍沢町との間に富士川渡船が開始、さらに角倉了以(1554年-1614年)らによる開削事業により、運行の安全が確保されて水運が発達した。富士川沿岸の町や村には多くの船着場ができ、現在でもその名残をとどめる屋号などがみられる。 明治時代になり、中央線の敷設により陸上輸送が可能になると水運は衰退を始め、富士身延鉄道(現在のJR東海身延線)の全通(1928年)とともにその使命を終えた。
その他
静岡県では、電気の供給について、富士川を境に東側が東京電力の営業地区(50ヘルツ)、西側が中部電力の営業地区(60ヘルツ)となり、周波数が異なる。 日本の商用電源周波数