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シヴァ

シヴァ(Shiva)は、ヒンドゥー教の一柱。日本ではシヴァ神シバともいう。西暦紀元前4000年から紀元前10000年頃のインド(ヒマラヤ周辺?)に実存した人物を起源にしているといわれヒンドゥー教の聖典ヴィギャン・バイラヴ・タントラ(Vigyan Bhairav Tantra)において112の瞑想テクニックなどを残している。シャンカール、マハ・デヴァ(Maha Deva:真の神)とも呼ばれる。ハラ(Hara)とも呼ばれ、ハリ(Hari)と呼ばれるヴィシュヌに対応する。

マハーカーラ(大黒)と呼ばれ、世界を破壊するときに恐ろしい黒い姿で現れる。

日本では、神道大国主と結び付いて大黒天と呼ばれ、仏教(ほとけ)としても含まれている。大黒天は七福神のひとりであり、シヴァの名前を使っていないが日本ではなじみの深い神である。

マヘーシュバラとも呼ばれ、この場合は仏教の大自在天に相当する。 大自在天は、シヴァをヒンドゥー教から仏教へ改宗させようとする大日如来の命を受けた降三世明王によって倒され、妻のウマと共に仏教へ改心した後のシヴァを指すと言われており、降三世明王の仏像は一般的に足下にシヴァとウマを踏みつけた姿で刻まれるのが一般的である(詳細は降三世明王を参照)。

リグ・ヴェーダでは、暴風雨の神ルドラの別名として現われている。暴風雨の神は、破壊的な働きもするが、暴風雨によって土地に多くの雨が与えられ植物を育てるという二面性を持った神でもある。

ナタラージャ(踊りの神)とも呼ばれ丸い炎の中で片足をあげて踊っている姿の彫像で描かれる。

その他、マハーカーラ(時の神、暗黒神)、バイラヴァ(恐怖すべき者)、ガンガーダラ (Gangadhara)(ガンジスを支える神)、シャルベーシャ(有翼の獅子)、パシュパティ(獣の王)、などとも呼ばれ、その名は1000を越える。

シヴァの姿が人間的に描かれる時には、皮膚の色は青黒い色で、髪の毛は長く頭の上に巻いてあり、裸に短い腰巻だけをまとい、片手に先が三つに分かれた槍(鉾?:トリプラー)を持っている。両目の間には第三の目が開いており、額には白く横に三本の線が描かれる。腰巻は多くの場合虎の皮で描かれる。

頭頂部からは小さな噴水の様に水が吹き出しており、これはヒマラヤ山脈におけるガンジス川の始まりの水を示す。また、首を持ち上げたコブラとともに描かれる。

サドゥと呼ばれるヒンドゥー教の修行者の一部、特にヒマラヤ周辺の修行者は、上のシヴァの姿に良く似た姿をしている。

ヒマラヤのカイラーサ山がシヴァの住いだと言われる。カイラーサ山は標高6700メートルの実在の山である。仏教では鶏羅山と呼ばれている。

破壊神としては、「金で出来た都市」、「銀で出来た都市」、「鉄でできた都市」の三つの悪魔の都市を、トリプラ一で焼き尽くしたので、三都破壊者と呼ばれる。

シヴァの象徴である第三の目からは激しい炎が出て来て全てを焼き尽くすとされる。

シヴァの寺院、シヴァリンガ

ヒンドゥー教のシヴァの寺院では、上の姿ではなく神体としてシヴァリンガがシンボルとして安置されており、それが礼拝の対象になっている。シヴァリンガは、リンガとヨーニの二つの部分からなり、内側が受け皿状の円形または方形のテーブルの横に油が流れ出る腕が付いているヨーニの中心部に、リンガと呼ばれる先の丸い円柱が立っている。

ヨーニは女性器の象徴で、リンガは男性器の象徴であり、性交した状態を示す。ただし、我々は性交しているシヴァを女性器の内側から見ている形になっている。これは、シヴァ神が女性と性交をして現われたのがこの世界で、それが我々の住んでいる世界という意味になっている。

リンガは半貴石を使って作られることが多い。新しい寺院では黒い石を使うことが多いが、古い寺院では赤黒い石を使ったり、白い石を使ったものもある。ヨーニは普通の岩であることが多い。(参考にしたサンプルが多いわけではないので間違っているかもしれません)。

この寺院の祭壇の形は、神の彫像を神体にすることが多い他のヒンドゥー教の神とは異なっている。ちなみに、ヴィシュヌ、ハヌマーン、ガネーシュをはじめとする多くの神は、神体は彫像である。(ブラフマーについては未確認)。

ヒンドゥー教内の位置

ヒンドゥー教の三神一体論では、三つの重要な神の一人として扱われ、世界の終わりに白い馬の姿を取ったカルキとしてやって来て世界を破壊して次の世界創造に備える破壊神の役目をしている。現在は神として扱われている。これは、シヴァ系の宗教、ヴィシュヌ系の宗教、ブラフマン系の宗教など独立に進化した宗教がが組み合わされてヒンドゥー教が作られた結果だといわれる。

ヒンドゥー教は、5世紀から10世紀にかけて(?)、仏教に対抗するためにバラモン教(ブラフマン教)を中心に集大成(再構成)されている。

シヴァの妻は、ヴィギヤン・バイラブ・タントラではデヴィと呼ばれているパールヴァティーで、その間の子供がガネーシャ(歓喜天)であるが、これは後に他の宗教と合体したと可能性がある。

軍神スカンダ(韋駄天)もまたパールヴァティーとの間の子供である。

また、シヴァ神の乗物はナンディと呼ばれるで、ナンディも神として崇拝されている。通常、シヴァの寺院の前にはナンディが祭られている。

その他

坐禅や東南アジア仏教のヴィパサナ(坐禅に似ている)も、シヴァの残した瞑想テクニックのひとつを元にしている。

日本の仏教において伊舎那天として含まれている。

シヴァが身に付けている虎の皮の腰巻と言えば、日本では鬼の服装である。

また、オウム真理教ではシヴァ大神を主宰神とし、その名前は「最高の意識」を意味しており、ニルヴァーナ(涅槃)と同義であるとしている。また、ヒンドゥー教の三神一体はすべてシヴァ大神と同体と考えている。

関連項目

ヒンドゥー教三神一体ブラフマンヴィシュヌ宗教神の一覧

外部リンク

シヴァ信仰の確立 ---シャイヴァ・シッダーンタと南インドシヴァの絵




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