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エルサレム

エルサレムは、イスラエルパレスチナの内陸の都市。「エルサレム」とは、ヘブライ語の「イール・オッシャーム(平和の町)」であるという説が主流であったが、現在では「ウル・サレム(サレムの礎)」の意味であるとされている。古代イスラエル・ユダ王国の首都で、エルサレム神殿のあった場所、イエスが処刑された地として知られる。東エルサレムは1967年よりイスラエルの管理下にある。1980年にイスラエル議会により、イスラエルの首都であるとされたが、国連はその決定の無効を決議した。

歴史

前30世紀頃、カナンと呼ばれていたパレスチナにおいて古代セム系民族がオフェルの丘に集落を築いたのが起源とされている。

宗教とエルサレム

エルサレムは単に地理的にパレスチナの要所であるのみならず、アブラハムの宗教にとっての聖地でもある。

ユダヤ教にとっては、エルサレムは古代イスラエル王国の首都であった場所であり、その信仰を集めていたエルサレム神殿が置かれていた場所である。幾つかの神聖とされる場所が残っている。中でも嘆きの壁は有名で、これは70年ローマ帝国がエルサレム神殿を破壊したときに外壁の一部が残されたものである。

キリスト教にとっては、エルサレムはイエス・キリストが教えを述べ、そして処刑され、埋葬された場所である。それらの場所には、現在はそれぞれ教会が建っている。

イスラム教にとっては、エルサレムはムハンマドが昇天したとされる場所である。コーランは、ある晩ムハンマドが天使に連れられてマディーナ(メディナ)から一夜のうちに「遠隔の礼拝堂」すなわちエルサレム神殿までの旅をしたと語っている(17章1節)。伝承によると、このときムハンマドはエルサレムの神殿上の岩から天馬に乗って昇天し、神の御前に至ったのだという。そして、ムハンマドが昇天したとされる場所には岩のドームが築かれ、「遠隔の礼拝堂」を記念するアル=アクサー・モスクとともに聖なる場所と見なされている。

これらの宗教それぞれにとってエルサレムは重要な都市であるので、エルサレムの帰属の問題はパレスチナ情勢を難しいものとしている一因である。

関連項目

エルサレム王国エルサレム神殿




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