アナキズム
アナキズム(Anarchism)は、国家を廃絶し、自由な個人から構成される、相互扶助を基調とする共同社会の確立を主張する思想。日本においては、無政府主義と訳されることもある。また、アナキズム思想の持ち主をアナキスト(アナーキスト)という。
右派から左派までさまざまなタイプがある。
概して、体制維持を是とする保守主義者からは危険思想として敵視されている。彼らの宣伝効果もあって、なんとなく「アナキストは危険である」と思っている人は多い。
外部リンク1からの引用:
「アナーキー」という言葉は、「ギリシア語」で「not」や「without」を意味する接頭辞「a」と、「支配者」「指導者」「長」「責任者」「指揮官」を意味する「archos」を組合わせたものから来ている。ギリシア語でanarchosまたはanarchiaは、『政府を持たないこと、政府が無い状態』を意味する。[Peter A. Angels, The Harper Collins Dictionary of Philosophy, Second Edition, pp.11-12」ここで述べられているように、anarchismの語源は単に「無政府」だけではない。「An-archy」は「支配者がいない」こと、もっと一般的に言えば「権力・権威(Authority)がない」ことを意味している。アナキストたちはこの意味で、この言葉を使い続けてきたのである。 したがって、アナキズムは、単なる反政府や反国家の運動というより、主にヒエラルキーに反対する運動なのである。
このようにアナキズムは、国家を否定するものでも、政府の廃絶を望むものでもないという。 ヒエラルキーへの反対という観点からみれば、アナキストがアナキズムの別名として使った、「自由社会主義」「自由共産主義」「リバータリアン社会主義」「リバータリアン共産主義」の意味がわかるであろう。
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外部リンク
アナキズムFAQ(アナーキー・イン・ニッポンのサイト) アナルコ・サンディカリスト・ジャーナル 【黒 La Nigreco】 東アジア・アナキズム・ネット
参考文献
ジョージ・ウドコック(白井厚訳)『アナキズム』1(思想篇)、紀伊國屋書店、1968年6月(復刻版、2002年6月刊。ISBN 4-314-00917-9) ジョージ・ウドコック(白井厚訳)『アナキズム』2(運動篇)、紀伊國屋書店、1968年7月(復刻版、2002年6月刊。ISBN 4-314-00918-7) ジェームズ・ジョル(萩原延壽・野水瑞穂訳)『アナキスト』、岩波書店、1975年2月。