モノレール
モノレールとは、名の通りレールが1本(モノ)である鉄道のこと。
新交通システム同様、中量輸送システムとして位置付けられる。
方式
方式として、大きく二つに分かれる。
跨座式
一つは、車両の下にレールがある(レールに車両が乗っている)タイプで、跨座式(ござしき)と呼ばれる。日立製作所によってドイツから導入された、コンクリート製の軌道上をゴムタイヤで走行する「アルウェーグ式」と呼ばれる方式が主流であるが、過去には川崎重工業によって導入された、コンクリート軌道上に設置された鉄製レール上を鉄車輪で走行する「ロッキード式」や、東芝でアルウェーグ式を参考に独自に開発した方式もあった。
ロッキード式は、小田急電鉄のモノレール線(向ヶ丘モノレール)や姫路市交通局のモノレールで、東芝式はドリーム開発ドリームランド線が採用したが、いずれもすでに廃止されている。
なお、跨座式の大阪高速鉄道(大阪モノレール)はモノレールとして最長の営業距離でギネスブックに掲載されている。
懸垂式
もう一つの方式は、車両を吊るように上にレールがある(レールに車両がぶら下がっている)タイプで、懸垂式(けんすいしき)と呼ばれる。東京都交通局・日本車輌製造によるランゲン式(上野動物園)と、三菱重工業がフランスから導入したサフェージュ式(湘南モノレール、千葉都市モノレール)と呼ばれる方式、神戸製鋼所・三菱重工業による、ロープウェイに似たスカイレールと呼ばれる方式がある。
千葉都市モノレールは懸垂式のモノレールとしては最長の営業距離で、ギネスブックに掲載されている。
適用法規
日本では法規上、鉄道事業法に基づく「鉄道(懸垂式鉄道/跨座式鉄道)」と軌道法に基づく「軌道(懸垂式モノレール/跨座式モノレール)」の両方が存在する。ただし、準拠法規によりシステム上特段の差があるわけではなく、建設時期の事情で準拠法規が異なっているためで、初期に開通した路線(湘南モノレールまで)については鉄道事業法(旧地方鉄道法)が適用されており、北九州モノレール以降に開通した路線では、いわゆる都市モノレールとして、道路整備と一体化する形でモノレールが建設されたことから、路面電車の高架化との考えで、軌道法が適用されている。
2004年現在では、モノレールには新交通システムのような鉄道と軌道の混在路線はない。
日本のモノレール
| 事業者名 | 路線名 (愛称) |
方式 | 鉄軌道 の別 |
営業キロ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 千葉都市モノレール | 1号線 | 懸垂式 | 三菱サフェージュ式 | 軌道 | 3.2km |
| 2号線 | 12.0km | ||||
| 舞浜リゾートライン | ディズニーリゾートライン | 跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 鉄道 | 5.0km |
| 東京都交通局 | 上野懸垂線 | 懸垂式 | ランゲン式 | 鉄道 | 0.3km |
| 東京モノレール | 東京モノレール羽田線 | 跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 鉄道 | 16.9km |
| 多摩都市モノレール | 多摩都市モノレール線 | 跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 軌道 | 16.0km |
| 湘南モノレール | 江の島線 | 懸垂式 | 三菱サフェージュ式 | 鉄道 | 6.6km |
| 名古屋鉄道 | モンキーパークモノレール線 | 跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 鉄道 | 1.2km |
| 大阪高速鉄道 (大阪モノレール) |
大阪モノレール線 | 跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 軌道 | 21.2km |
| 国際文化公園都市線(彩都線) | 2.6km | ||||
| スカイレールサービス | 広島短距離交通瀬野線 (スカイレール) |
懸垂式 | ロープ駆動懸垂式 | 軌道 | 1.3km |
| 北九州高速鉄道 (北九州モノレール) |
小倉線 | 跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 軌道 | 8.8km |
| 沖縄都市モノレール | 沖縄都市モノレール線 (ゆいレール) |
跨座式 | 日立アルウェーグ式 | 軌道 | 12.9km |
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