タシュケント
タシュケントは、ウズベキスタンの首都。ウズベキスタン北東部のスィル川東岸のチルチク河畔に位置する歴史的なオアシス都市。人口はおよそ200万人で、中央アジア最大の都市である。都市名はテュルク語で「石の町」現代ウズベク語表記は Toshkent、ロシア語表記はТашкент (Tashkent)。ロシア語音に基づいて「タシケント」と表記されることも多い。
歴史
タシュケントは古名をシャーシュ(Shash)といい、チルチク川の形作るタシュケント・オアシスの主邑として、またカザフ草原・天山山脈北麓の遊牧地帯とマーワラーアンナフルのオアシス定住農耕地帯を中継する商業都市として古代から繁栄した。
国際交易では中国にまで名を知られ、石国と呼ばれた。750年には唐の将軍高仙芝が石国に侵攻したためにシャーシュはイスラム帝国に支援を求め、タラス河畔の戦いのきっかけをつくった。その後、さまざまなイスラム王朝と北方の遊牧民の支配を経て次第にイスラム化・テュルク化し、18世紀にはコーカンド・ハン国の支配下に入った。
19世紀の半ばに入るとロシア帝国がコーカンド・ハン国を征服し、ロシアの直轄領に組み入れられたタシュケントには1867年にトルキスタン総督府が設置されてロシアの中央アジア支配の拠点となった。ロシアは旧市街の外側にロシア人の住むヨーロッパ的な町並みの新市街をつくり、中央アジア経済の中心都市としても発展した。