スノーボード
スノーボード(snowboard)とは、一枚の板で雪山やスキー場を滑るスポーツ、またその板。
スノーボードの歴史
1800年代にすでに一枚の板で雪山を滑べっていたとも言われているが、一般には1965年にSnurfer(スナーファー:snowとsurferの造語)と呼ばれる雪上サーフィンの玩具が起原とされている。1977年にはジェイク・バートン・カーペンターが世界初のスノーボードメーカーであるバートン・スノーボード社を設立し産業として育ってゆくことになった。
日本でのスノーボード
日本では、1980年代にスノーボードが輸入されたが、各スキー場は相継いでスノーボードを滑走禁止にしてしまう(理由はいろいろと言われているが、1つにはターン孤のサイズや性質がスキーとスノーボードでは違うため、スキーヤーとの接触事故がみられたという説もある)。その後、スキー場で滑べるためには、スキー場が実施するテストを受検してライセンスを取得しなければならなくなるのだが、スキー場側の運営の工夫などによりライセンス制を廃止するところが増え、現在ではほとんどのスキー場で滑べることができるようになっている。日本のスノーボード事情で特徴的なことは、北米、欧州比較して用具の普及率が突出して高い。自前の用具を用意する人とレンタルを利用する比率は8:2と言われ、これは北米、欧州の全く逆。このため、レンタルスノーボードにおいては後進国といわれている。しかし、2001年にバートン・スノーボード社によって初めてレンタルかつ初心者専用の用具として同社のLTRが出現し、その後7割以上の初心者が2時間の練習で連続ターンと停止が可能となる。
また近年では、パークと呼ばれるエア台やレール、ハーフパイプといったスノーボード向けの施設を導入するスキー場も多くなり、多くのスノーボーダーの人気を集めている。
1998年の長野冬季オリンピックで正式種目となった。
道具としてのスノーボード
滑るための板には大きく分けて2種類存在している。1つはアルペンスノーボードと呼ばれ、スキーで使用されるブーツのようなハードブーツを利用して、一般に長めでスリムな板を利用する。高速ターンなどを得意としている。もう1つは、フリースタイルボードと呼ばれるもので、紐などを使って編み上げるソフトブーツを利用する。板もアルペンタイプに比べると、幅広で長さも短めのものが多い。フリースタイルという名の通り、ハーフパイプやレール、キッカーなどを利用して、数々のトリック(技)を習得する人も多い。 日本のスキー場では、フリースタイルのスノーボーダーを数多く見かけることができる。日本のスノーボード製造技術は1990年代後半より急激に成長するが、製造メーカーの多くがスノーボードを一事業として運営しているために投資が進まず、依然として海外メーカーの技術的優位は続いている。
特にバートン・スノーボードの独自技術であるEGD (Engineered Grain Direction)はフレックス性能に優れる天然木の木目方向のコントロール技術により人為的なフレックスを達成しており、他の人工素材では達成できない性能を持つ。日本国内においてはヨネックスが独自のカーボン技術などを駆使してこれらに追随しているが、打倒EGDには投資が追いつかない状況である。