タイムボカン
タイムボカンは、タツノコプロ制作のSFギャグアクションアニメ、およびその一連の続編の総称である。1970年代中盤から1980年代初頭にかけて、高い人気を誇った。視聴率はタイムボカンが最高26.3%、ヤッターマンが最高26.5%を記録している。ナンセンスなギャグとワンパターン(マンネリ)なストーリー(それとお色気シーン)で、現在も多くの一般視聴者の記憶に残っているアニメである。しかし、ヤットデタマンでは精密に設定された巨大ロボットが登場し、逆転イッパツマンではシリアスでサラリーマンの悲哀を感じさせる渋いストーリーが展開して、ファンを驚かせた。
またスタッフ・出演者の内輪ネタを堂々と取り入れたり、視聴者に挿入歌を唄ってもらったり、応援のハガキを本編内で読み上げたり、アニメーション作品としては常識外れの型破りな演出が多いのも本シリーズの特徴である。
もともと勧善懲悪のSFギャグアニメとして制作された作品だが、小原乃梨子・八奈見乗児・たてかべ和也の演ずる悪役三人組に人気が集中。彼らは、いわゆる「三悪」「悪玉トリオ」として、シリーズを通して登場した。彼らは放送期間中、毎回正義の味方に負け続けたが、ただ一度だけ、逆転イッパツマン第30話「シリーズ初!悪が勝つ」で勝利している。
その他ほぼ全シリーズにナレーターとして出演した富山敬、印象的なキャラクターを多く演じた滝口順平など個性的な声優陣によって作品の雰囲気が支えられた。
イタダキマンで放映枠が移動となり、開始時刻が変更になってから視聴率が低迷、シリーズは打切られた。
更に17年を経て2000年(平成12年)、新シリーズ「怪盗きらめきマン」が制作・放送され往年のファンの間で話題を呼んだが半年で終了し、一般的人気の復活には至らなかった。
ヤッターマンに登場した「おだてブタ」による「ブタもおだてりゃ木に登る」の科白は、アニメの中のギャグの域を超えて一般化している。
作品リスト
TVシリーズ(フジテレビ) タイムボカン (1975年10月~1976年12月) ヤッターマン (1977年1月~1979年1月) ゼンダマン (1979年2月~1980年1月) タイムパトロール隊 オタスケマン (1980年2月~1981年1月) ヤットデタマン (1981年2月~1982年2月) 逆転イッパツマン (1982年2月~1983年3月)- 上記の作品は毎週土曜日18時30分~19時00分に放映された。
TVシリーズ(テレビ東京) タイムボカン2000 怪盗きらめきマン (2000年4月~2000年9月)
歴代悪役三人組一覧 「タイムボカン」 マージョ グロッキー ワルサー 「ヤッターマン」 ドロンジョ ボヤッキー トンズラー 「ゼンダマン」 ムージョ トボッケー ドンジューロー 「オタスケマン」 アターシャ セコビッチ ドワルスキー この作品から第4の悪役が登場する。本作ではゲキガスキーが登場した。 「ヤットデタマン」 ミレンジョ姫 ジュリー・コケマツ アラン・スカドン 第4の悪役=コマロ なお本作のみ例外として5番目の悪役と言えるドンファンファン伯爵が登場した。 「逆転イッパツマン」 ムンムン コスイネン キョカンチン 第4の悪役=ミンミン 「イタダキマン」 ヤンヤン ダサイネン トンメンタン 第4の悪役=竜子 「怪盗きらめきマン」 ルージュ ヒエール オンドレー
OVA作品 タイムボカン王道復古「チキチキ・ウゴウゴ・ホゲホゲマシーン猛レース」 (1993年11月) タイムボカン王道復古「ヤッターマン タツノッコン王国で同窓会だコロン」 (1994年1月)