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ケーブルカー

ケーブルカーとは、山岳の急斜面などを、鋼索(ケーブル)が繋がれた車両を巻上機で巻き上げて運転する鉄道である。鋼索鉄道(こうさくてつどう)ともいう。日本では1918年に開業した生駒鋼索鉄道(現在の近鉄生駒鋼索線)が最初のものである。

方式としては以下のものがある。

;交走式(つるべ式)

鋼索の両端に車両を繋ぎ、井戸の釣瓶のように一方の車両を引き上げると、もう一方の車両が降りてくる方式。片方をカウンターウェイト(ダミーのおもり)にして1両で運行しているものもある。日本のケーブルカーはこの方式である。
;循環式
環状にした鋼索に車両を繋ぎ、鋼索を循環させて車両を動かす方式。停止するときは鋼索を放す。複数の列車の運転や水平部での運転もできる。サンフランシスコのケーブルカーはこの方式である。

つるべ式のケーブルカーでは、中間地点で車両が行き違いが出来るようになっている。この線路の分岐部には可動部分がない。これは、車両の片側の車輪がフランジでレールを挟む溝車輪に、もう片方の車輪がフランジがない平車輪となっており、外部から操作することなく溝車輪の案内だけで自然に互いに別の線路を進むようになっているからである。

巻上機の動力には多くが電力を採用している。海外では車両に水タンクを積み、そこへ水を入れ水の重みで水を抜いたもう片方の車両を引き上げる方式もある。

車両は外部から引っ張って運転するので動力のための電力の供給は必要ないが、車内照明・自動ドアなどのためにバッテリーや架線から電力を供給している。パンタグラフがついている車両があるのはそのためである。

ケーブルカーの軌間は他の鉄道と直通することがないため、自由に決めてよいのであるが、日本では多くがJRなどと同じ1067mm軌間を採用している。

日本のケーブルカー一覧

• 財団法人青函トンネル記念館 青函トンネル竜飛斜坑線 • 立山開発鉄道 鋼索線(立山ケーブルカー) • 立山黒部貫光 鋼索線(黒部ケーブルカー) • 筑波観光鉄道 筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー) • 高尾登山電鉄 高尾登山ケーブル御岳登山鉄道 御岳登山ケーブル箱根登山鉄道 鋼索線(箱根登山ケーブルカー) • 大山観光電鉄 大山鋼索線(大山ケーブルカー) • 伊豆箱根鉄道 駒ヶ岳鋼索線(駒ヶ岳ケーブルカー)・十国鋼索線(十国峠ケーブルカー) • 比叡山鉄道 比叡山鉄道線(坂本ケーブル) • 京福電気鉄道 鋼索線(叡山ケーブル) • 宗教法人鞍馬寺 鞍馬山鋼索鉄道(鞍馬寺ケーブル) • 丹後海陸交通 天橋立鋼索鉄道(天橋立ケーブルカー) • 近畿日本鉄道 生駒鋼索線(生駒ケーブル)・西信貴鋼索線(西信貴ケーブル) • 南海電気鉄道 鋼索線(高野山ケーブル) • 京阪電気鉄道 鋼索線(男山ケーブル) • 能勢電鉄 妙見ケーブル六甲摩耶鉄道 六甲ケーブル線 • 財団法人神戸市都市整備公社 摩耶ケーブル線(まやビューライン夢散歩) • 四国ケーブル 八栗ケーブル屋島登山鉄道 屋島ケーブル帆柱ケーブル岡本製作所 別府ラクテンチケーブル線

関連項目

鉄道



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