タツノコプロ
タツノコプロは、日本のアニメ製作会社。漫画等の原作を元にしないオリジナルアニメに名作が多い。
漫画家の吉田竜夫が弟の吉田健二、九里一平らとともに昭和37年に設立した。 テレビ番組の第1号作品は『宇宙エース』。以後、吉田竜夫原作作品と『いなかっぺ大将』などの他の原作者による作品を並行しながらアニメーション製作を続ける。
もともと吉田竜夫の作品は『忍者部隊月光』など、劇画タッチのアクション物として知られており、アニメーションにもその作風が発揮されていた。1960年代の代表作である『マッハGoGoGo』はアメリカに輸出され「Speed Racer」の題で人気を博した(一部のアメリカ人がアメリカ製のアニメーションだと信じていたとの逸話も残っている)。 その後、『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』、『宇宙の騎士テッカマン』『闘士ゴーディアン』などのアクションヒーロー物を製作する一方、『おらあグズラだど』、「タイムボカンシリーズ」などのスラップスティックギャグや『みなしごハッチ』など家庭向け作品を多く制作する。 社長であり原作者であった吉田竜夫が1977年に病没後、一時勢いの衰えを見せるものの、新しいスタッフを得て製作した『ドテラマン』や『赤い光弾ジリオン』などが評価され、1990年代以降リメイクを中心に作品発表を続けている。 近年のオリジナル作品としては『The Soul Taker ~魂狩~』やその外伝にあたる『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』が上げられる。 なお、イラストレーターの天野喜孝、アニメ映画監督の押井守、『機動戦士ガンダム』のメカニックデザイナー大河原邦男などのタツノコプロ出身で一線で活躍中のアーティストも数多い。
アメリカンコミックを思わせるカラフルでスタイリッシュ・肉感的なキャラクターが魅力の一つに数えられるが、これは作品の海外輸出を強く意識した結果だといわれている。 『テッカマンブレード』のプラスティックモデル(バンダイ)が通産省のグッドデザインを受賞したり、タツノコプロの歴代ヒーローをモデル化したミクロマン2003(タカラ)が発売直後に売り切れるなど、キャラクターのプロモーションのよさは評価が高い。 アンドロイドによって支配された社会を舞台に、機械に生まれ変わった主人公が戦う『新造人間キャシャーン』が、2004年に「CASSHERN」の題で実写映画化されるなど業界内でもファンが多い。