ロボットアニメ
ロボットアニメと言われるアニメのジャンルは、特に日本において主要な位置を占める人気ジャンルである。ロボットを主人公格に据えた、あるいは中心的な題材としたアニメのことであるが、通常はロボットの強力さ、卓越した能力、特異さ、などを採り上げ非日常への憧れをかき立てる作品性を持つものが多い。
最初のロボットアニメ作品は、最初のテレビアニメ作品でもある「鉄腕アトム」である。
20世紀から21世紀初頭においては当然ながらフィクションとしての位置付けにあり、題材的必然として、SF作品として分類されるものがほとんどである。
また題材的にも対象視聴者層も、特撮作品と深い関連を持つ。
巨大ロボットものというウェーブ
特に日本において、「ロボットアニメ」は巨大ロボットものという意味で使われることが多く、その場合大きく二つの傾向に大別される。この記事では、視聴者の間で呼ばれることのある以下の分類に従う。 スーパーロボットもの リアル系ロボットもの
スーパーロボットもの
比肩するもののない強力な力を持つロボットが、普通の文明では太刀打ちすることのできない強大な敵や脅威に立ち向かうテーマのロボットアニメを、スーパーロボットものということがある。
「未来の技術」としてのロボット観に裏打ちされた世界観を持つものが一般的で、主人公格のロボットは人類の平和を守るヒーローとして描かれており、この種の作品が登場するのもほぼテレビアニメの黎明期までさかのぼれるほど古い。
巨大ロボットを描いて鮮烈な印象を与えた「鉄人28号」が本ジャンルの始まりと言えるが、スーパーロボットものという場合は特に、主人公が乗り込んで操縦するロボットという意味で「マジンガーZ」を嚆矢とする。
また、テーマ・対象層・演出・登場する設定の傾向・流行した時期や流行の変遷など、特撮作品と非常に深く関連している。
スーパーロボット、と言う呼び方は、「マジンガーZ」の歌詞に出てくる言葉、あるいはバンプレストのゲームソフト「スーパーロボット大戦」シリーズが始まりと思われる。
リアル系ロボットもの
ロボットを道具または兵器として世界観の中に採り上げ、ロボットのヒーロー性やロボットそのものよりも、ロボットを取り巻く人物群像や事件の経過を物語として描き出すロボットアニメを、リアル系ロボットものということがある。
決して現実に即した技術考証ではないにしろ、ロボットを決して唯一無二のものとは捉えないことで、世界観に現実性を与えようとしている作品が多い。
スーパーロボットものがヒーローロボットの活躍という非現実性を楽しむものであるのに比べ、リアル系ロボットものは他のジャンルのドラマと同様にストーリーやキャラクターへの感情移入を呼び起こすものと言える。
ただし兵器としての巨大ロボットが扱われることで、ロボットによる戦闘の迫力や非日常性に憧れ心奪われる側面もある。その点ではロボットアニメの王道から何ら外れたものではない。ただし、戦争を採り上げることの是非についてしばしば論議の的となることがある。
リアル系ロボットものの最初の作品は「機動戦士ガンダム」であるとされる。