ナンバープレート
ナンバープレートは、鉄道・自動車などで、個別の車両を識別するために取り付けられた、標識板のこと。自動車(登録車)のものは正式には自動車登録番号標と云う。 一方、軽自動車、二輪車など、登録車以外の車の場合は、車両番号標と云う。
プレートへの記載事項とそのレイアウトのほか、色、取り付け位置などについて規定がある。
なお、ダンプカーなどの大型車の両側面および背面に「○○△12345」のような表記があるが、これ自動車の登録番号(ナンバー)とは別のもので、「表示番号」と呼ばれている。
自動車は、登録地域の国土交通省(旧運輸省)陸運局ごとに、表示される地域名が決まる。その為、品川ナンバー、湘南ナンバーなどを取り付ける為に、登録地域を選ぶなどの行動を取る者もいる。
但し、自動二輪車の一部(排気量125㏄以下)、原動機付自転車(二輪車は排気量50㏄以下、その他は排気量20cc以下)、小型特殊自動車は市区町村での登録となる為に、表示される地域名も市区町村となる。
一般的に、軽自動車の乗用と軽自動車以外のディーゼル車と排気量2000cc以下のガソリン車で全長4.7m以下、全幅1.7m以下、前高2.0m以下の乗用車を5ナンバーといい、排気量2000cc以上(ガソリン車のみ)、全長4.7m以上、車幅1.7m以上、前高2.0m以上の乗用車を3ナンバーという。これらは後述する分類番号の頭1桁からきている。
鉄道のナンバープレートは、廃車された蒸気機関車のもの等について蒐集の対象となっており、プレミアムつきで取引されることなどもあり、稼動中の機関車からの盗難事件なども発生している。
以下は、自動車のナンバープレートについて記述する。
非適用車両
一般車両には、道路運送車両法施行規則11条で定められたナンバープレートをつけるが、この法が適用されない特殊な車両がある。;1.天皇御料車
- 円形で、中央に梨地で特殊な文様を配し、「皇」の文字と数字が縦に浮き出ている標識を取り付ける。色は、銀色地に金文字。直径は約10センチ。
- なお、地方税法116条1項により、国は地方税である自動車税を納めないが、ナンバーがある以上国税である重量税は納める。
- 自衛隊法114条により、道路運送車両法が適応されない。これにより、ナンバープレートも特殊なものとなり、01-2345のように2桁と4桁のアラビア数字で構成されてた白地に黒文字の物が取り付けられる。但し必要に応じてプレートでなく、車体に直接書く場合もある。また車検の対象にもならないが、自衛隊内の保安基準、検査基準に合致するように自衛隊内で整備している。
- 外交官の車両は外交特権上、道路運送車両法の適応外となり、自動車税の納付義務もない。また、ナンバープレートも青地に白抜きの特殊なものになる。また、外交官車両は外務省の所轄になる。
色
自動車(登録車)
白地緑字 自家用 緑地白字 事業用軽自動車(排気量360㏄超)
黄地黒字 軽自動車、自家用 黒地黄字 軽自動車、事業用二輪車(排気量250cc超)
白地緑字緑枠 自家用 緑地白字白枠 事業用軽自動車(排気量360㏄以下)、二輪車(排気量250㏄以下)
白地緑字 自家用 緑地白字 事業用
分類番号
自動車(登録車)
1、10~19、100~198 (大判) 大型貨物(最大積載量5t超又は車両重量8t超)◎ (小判) 普通貨物(排気量2000㏄超、最大積載量2t超)(注1) 2、20~29、200~298 (大判) 大型バス(乗車定員30名以上)◎ (小判) マイクロバス(乗車定員11名以上29名以下)◎ 3、30~39、300~398 普通乗用(乗車定員10名以下、排気量2000㏄超)(注2) 4、40~49、400~498 小型貨物(排気量2000㏄以下、最大積載量2t以下)(注3) 5、50~59、500~598 小型乗用(乗車定員10名以下、排気量2000㏄以下)(注4) 6、60~69、600~698 元は三輪貨物。現在は「4」と同じ 7、70~79、700~798 元は三輪乗用。現在は「5」と同じ 8、80~89、800~898 特殊用途(注5)(大判ナンバー車は大型免許が必要) 9、90~99、900~998 大型特殊 0、00~09、000~098 建設機械
※ディーゼル車には排気量制限がない
◎は運転するのに大型免許が必要
(注1)車体の大きさが横幅1700mm以下、長さ4700mm以下、高さ2000mm以下、最大積載量2t以下のディーゼル車は4ナンバー
(注2)車体の大きさが横幅1700mm以下、長さ4700mm以下、高さ2000mm以下のディーゼル車は5ナンバー
(注3)車体の大きさが横幅1700mm、長さ4700mm、高さ2000mm、最大積載量2tのうちどれか1つでも条件を超えていれば1ナンバー
(注4)車体の大きさが横幅1700mm、長さ4700mm、高さ2000mmのうちどれか1つでも条件を超えていれば3ナンバー
(注5)警察車両、救急車、消防車等の緊急自動車、霊柩車、寝台車、福祉車両、冷凍車、危険物積載車、キャンピングカー、自動車教習所の教習車等が該当
軽自動車(排気量360㏄超)
40~49 貨物 50~59 乗用 80~89 特殊用途(注)(注)警察車両、救急車、消防車等の緊急自動車、霊柩車、寝台車、福祉車両、冷凍車、危険物積載車、キャンピングカー、自動車教習所の教習車等が該当
二輪車(排気量250cc超)
分類番号はない。
軽自動車(排気量360㏄以下)、二輪車(排気量250㏄以下)
1、2 二輪 3、33 三輪 6、61、66 四輪、貨物 8、81、88 四輪、乗用 0、00 四輪、特殊用途(注)(注)警察車両、救急車、消防車等の緊急自動車、霊柩車、寝台車、福祉車両、冷凍車、危険物積載車、キャンピングカー、自動車教習所の教習車等が該当
平仮名
自動車(登録車)
白地緑字(自家用) さすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆよらりるろ 白地緑字(駐留軍人用) EHKMTY 白地緑字(貸渡(レンタカー)用) れわ 緑地白字(事業用) あいうえかきくけこを
※お、し、へ、ゐ、ゑ、んは欠番
白地緑字(自家用)の「よ」は日本国籍未取得の外国人が所有する車
軽自動車(排気量360㏄超)
黄地黒字(自家用) あいうえかきくけこさすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆよらるを 黄地黒字(駐留軍人用) AB 黄地黒字(貸渡(レンタカー)用) わ 黒地黄字(事業用・軽) りれ
※お、し、へ、ろ、ゐ、ゑ、んは欠番
二輪車(排気量250cc超)
白地緑字緑枠(自家用) あいうえかきくけこさすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやよらるを 白地緑字緑枠(駐留軍人用) ABEHKMTY 白地緑字緑枠(貸渡(レンタカー)用) ろわ 緑地白字白枠(事業用) ゆりれ
※お、し、へ、ゐ、ゑ、んは欠番
白地緑字(自家用)の「よ」は日本国籍未取得の外国人が所有する車
分類番号がないので、平仮名を使い切った場合は平仮名の前にC、L、Vを付ける。
軽自動車(排気量360㏄以下)、二輪車(排気量250㏄以下)
白地緑字(自家用) あいうえかきくけこさすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆよらるろを 白地緑字(駐留軍人用) AB 白地緑字(貸渡(レンタカー)用) わ 緑地白字(事業用) りれ
※お、し、へ、ゐ、ゑ、んは欠番
一連指定番号
1から9999までのアラビア数字(下2桁「42」「49」(駐留軍人用は下2桁「13」)は欠番。ただし、希望番号制度によるものを除く。)が与えられる。右揃えで番号が刻印され、3桁以下の時は「・」記号で空白になる桁が埋められ、4桁の時は2桁目と3桁目の間に「−」が付加される。希望番号制度
分類番号が3桁の自動車番号登録標では、登録時等に所定の手数料を支払うことで、一連指定番号に希望する番号を指定することができる。ただし自家用の「・・・1」「・・・7」「・・・8」「・333」「・555」「・777」「・888」「11-11」「33-33」「55-55」「77-77」「88-88」は抽選指定番号(駐留軍人用・貸渡(レンタカー)用を除く)とされ、毎週おこなわれる抽選で当選した者のみに払い出される。自家用の「・・88」は当初は抽選が不要な番号で後に抽選指定番号(駐留軍人用・貸渡(レンタカー)用を除く)になった番号とされ、現在は毎週おこなわれる抽選で当選した者のみに払い出される。「・・・2」「・・・3」「・・・5」「・111」「・222」「10-00」「12-34」「20-00」「22-22」「30-00」「50-00」「56-78」「70-00」「80-00」と事業用の「・・・1」「・・・7」「・・・8」「・333」「・555」「・777」「・888」「11-11」「33-33」「55-55」「77-77」「88-88」は当初は抽選指定番号で後に抽選が不要になった番号(駐留軍人用・貸渡(レンタカー)用を除く)とされ、希望する番号を指定した者のみに払い出される。なお手数料と抽選の当選者数は陸運局ごとに異なる。
登録地域(運輸支局名)
()内は運輸支局の所在地北海道運輸局
札幌(北海道札幌市東区) 函館(北海道函館市) 旭川(北海道旭川市) 室蘭(北海道室蘭市) 釧路(北海道釧路市) 帯広(北海道帯広市) 北見(北海道北見市)東北運輸局
青森(青森県青森市) 八戸(青森県八戸市) 岩手(岩手県紫波郡矢巾町) 宮城(宮城県仙台市宮城野区) 秋田(秋田県秋田市) 山形(山形県山形市) 庄内(山形県東田川郡三川町) 福島(福島県福島市) いわき(福島県いわき市)関東運輸局
水戸(茨城県水戸市) 土浦(茨城県土浦市) 宇都宮(栃木県宇都宮市) - 1999年11月15日に「栃木」から改称 とちぎ(栃木県佐野市) - 1999年11月15日に新設 群馬(群馬県前橋市) 大宮(埼玉県さいたま市西区) 所沢(埼玉県所沢市) 熊谷(埼玉県熊谷市) 春日部(埼玉県春日部市) 千葉(千葉県千葉市美浜区) 習志野(千葉県船橋市) 袖ヶ浦(千葉県袖ヶ浦市) 野田(千葉県野田市) 品川(東京都品川区) 練馬(東京都練馬区) 足立(東京都足立区) 八王子(東京都八王子市) 多摩(東京都国立市) 横浜(神奈川県横浜市都筑区) 川崎(神奈川県川崎市川崎区) 湘南(神奈川県平塚市) 相模(神奈川県愛甲郡愛川町) 山梨(山梨県東八代郡石和町)北陸信越運輸局
新潟(新潟県新潟市) 長岡(新潟県長岡市) 富山(富山県富山市) 石川(石川県金沢市) 長野(長野県長野市) 松本(長野県松本市)中部運輸局
福井(福井県福井市) 岐阜(岐阜県岐阜市) 飛騨(岐阜県高山市) 静岡(静岡県静岡市) 浜松(静岡県浜松市) 沼津(静岡県沼津市) 名古屋(愛知県名古屋市中川区) 豊橋(愛知県豊橋市) 三河(愛知県豊田市) 尾張小牧(愛知県小牧市) 三重(三重県津市)近畿運輸局
滋賀(滋賀県守山市) 京都(京都府京都市伏見区) 大阪(大阪府寝屋川市) なにわ(大阪府大阪市住之江区) 和泉(大阪府和泉市) 神戸(兵庫県神戸市東灘区) 姫路(兵庫県姫路市) 奈良(奈良県奈良市) 和歌山(和歌山県和歌山市)中国運輸局
鳥取(鳥取県鳥取市) 米子(鳥取県境港市) - 2003年10月1日に新設 島根(島根県松江市) 岡山(岡山県岡山市) 広島(広島県広島市西区) 福山(広島県福山市) 山口(山口県山口市)四国運輸局
徳島(徳島県徳島市) 香川(香川県高松市) 愛媛(愛媛県松山市) 高知(高知県高知市)九州運輸局
福岡(福岡県福岡市東区) 北九州(福岡県北九州市小倉南区) 久留米(福岡県久留米市) 筑豊(福岡県嘉穂郡庄内町) 佐賀(佐賀県佐賀市) 長崎(長崎県長崎市) 厳原支所(長崎県対馬市) 佐世保(長崎県佐世保市) 熊本(熊本県熊本市) 大分(大分県大分市) 宮崎(宮崎県宮崎市) 鹿児島(鹿児島県鹿児島市) 大島支所(鹿児島県名瀬市)沖縄運輸局
沖縄(沖縄県浦添市) 宮古支所(沖縄県平良市) 八重山支所(沖縄県石垣市)
市町村合併による登録地域の変更
市町村合併に伴い、登録地域が変更される場合が生じる。
2004年4月1日 静岡県御前崎市のうち旧御前崎町の区域を「静岡」から「浜松」へ、広島県呉市のうち旧川尻町の区域、および広島県三次市のうち旧甲奴町の区域を「福山」から「広島」へそれぞれ変更した。
ご当地ナンバー
国土交通省はナンバープレートに表示される地名について、知名度の向上による観光でのメリットを目指して地名の細分化の要望が地方からあることから、要望により新たな地名を採用できる制度の導入することを検討している。国土交通省資料(外部リンク)国土交通省案では 地域的・経済的にまとまりがあり、広く知られている 該当地域の登録車数が10万台以上あること などの条件を検討している。
現在、導入を要望している地域としては 仙台(仙台市など、宮城県) 会津(会津若松市など、福島県) 諏訪(諏訪市など、長野県) NARITA(成田市など、千葉県) 船橋(船橋市、千葉県) 伊豆(三島市など、静岡県) 富士山(富士市など、静岡県) 倉敷(倉敷市など、岡山県) 下関(下関市など、山口県)