ミラのニコラオス
ニコラオス (270年頃 - 345年または352年12月6日)はキリスト教の司教(主教)、神学者である。小アジアのローマ帝国属州リキアのミラ(ミュラ)の町に生まれた。のちイタリアのバリ の司教を務めた。そのためミラ・リキヤのニコライともバリのニコラともいわれる。東方正教会では聖人。ラテン語表記ではニコラウス。その生涯は早くから伝説化され、ニコラオス伝は好んでイコンに書かれる。東方教会および南イタリアで重視されたが、のちには西方教会全域にその崇敬が広まった。
第1回ニカイア公会議で議論に激してアレイオスを殴ったため破門されるが、イエス・キリストとマリアが幻で現れ、ニコラオスの潔白を証したため、破門が解かれたと伝承では伝える。そのため西方教会では「無実の罪に苦しむ人」の守護聖人ともされる。この奇跡によって東方正教会ではニコラオスを「奇跡者」と呼ぶ。