トマス・アクィナス
トマス・アクィナス(Thomas Aquinas, 1225年頃 - 1274年)はイタリアのスコラ学者。カトリックの哲学者・神学者。ドミニコ会士。(カトリックと聖公会では聖人)。パリ大学教授。アリストテレス哲学をキリスト教思想に調和させて導入し、スコラ哲学・神学を総合した西洋中世最大の哲学者。カトリック哲学の発展に大きな影響を与えた。そのため死後一世紀たたないうちに列聖され、たんに聖トマスとも呼ばれる。
生涯
1225年頃、ナポリの貴族の家に生まれる。 ナポリのモンテ・カッシーノ修道院、ナポリ大学で学ぶ。当時、ナポリはシチリア王国の開明的な君主フリードビッヒ2世の支配下にあり、イスラムやビザンティンの進んだ文化に触れる機会に恵まれていた。1244年、托鉢修道会であるドミニコ会に入門し、アルヴェルトゥス・マグヌスの元でアリストテレス哲学を学ぶ。 1252年よりパリ大学で教鞭をとる。ここで、アリストテレス哲学をキリスト教神学の枠組みで論証しようという 仕事に打ち込む。この仕事をもとに、大著『神学大全』(Summa Theologica)を執筆するが、完成を待たず、1274年に死亡した。
1277年、教皇ヨハネス21世により異端として断罪されたが、 その後、彼の思想がスコラ哲学として教会から公認され、1323年に聖別されている。
関連項目
神学 哲学 法学 神学大全 スコラ哲学 神の存在証明