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カーボンナノチューブ

カーボンナノチューブCarbon nanotubeCNTと略されることがある)は、炭素によって作られる六員環ネットワーク(グラフェンシート)が単層あるいは多層の同軸管状になったフラーレンの一種。 単層のものをシングルウォールナノチューブ(SWNT)、複層のものをマルチウォールナノチューブ(MWNT)という。 特に二層のものはダブルウォールナノチューブ(DWNT)とも呼ばれる。

性質

• 一様な平面のグラファイトを丸めて円筒状にしたような構造をしており、両端はフラーレンの半球のような構造で閉じられている。 • 構造(6員環の配列や直径など)によって電気伝導率が変わるため、シリコン以後の半導体の素材としても期待されている。 • 導体としてのCNTは集積回路配線材料として用いる研究が行われている • 半導体としてのCNTをゲート電極(チャンネル)として用いることで、高速スイッチング素子として用いられることが期待される。 • FEDのカソード(陰極)デバイスへの応用も研究されている • 内部に筒状の中空空間を有しているため、様々な分子を内包させることが期待されている。燃料電池の電極などとして注目されている。 • アルミニウムの半分という軽さ、鋼鉄の20倍の強度(特に繊維方向の引っ張り強度ではダイヤモンドすら凌駕する)と非常にしなやかな弾性力を持つため、将来軌道エレベータ(宇宙エレベータ)を建造するときにロープの素材に使うことが出きるのではないかと期待されている。

この他にも色々な性質を秘めているのではないかと期待され、さらなる利用価値を探して世界中で研究が進められている。

歴史

1991年、日本の飯島澄男博士(当時NEC筑波研究所。現NEC特別主席研究員、名城大学理工学部教授、科学技術振興事業団)によって、フラーレンを作っている途中にアーク放電した炭素電極の陰極側の堆積物中から発見された。このときのCNTは多層CNT (MWCNT) であった。

1993年には飯島博士とIBMのグループが、Ni-Co触媒を用いたアーク放電法によって単層CNT (SWCNT) を作れることを、それぞれ独立に発見した。

その後、1996年にフラーレンの発見者スモーリーらにより大量合成法(レーザー蒸発法)が発見された。

さらに最近では化学的気相成長法(CVD法)による大量合成も研究されている。

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外部リンク

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