キリスト教年表
1世紀 2世紀 3世紀 4世紀 5世紀 6世紀 7世紀 8世紀 9世紀 10世紀
11世紀 12世紀 13世紀 14世紀 15世紀 16世紀 17世紀 18世紀 19世紀 20世紀 21世紀
キリスト教史の重要な出来事
前1世紀
63 共和制ローマの将軍のポンペイウスがエルサレムに入城する。ユダヤ地方(イスラエルまたはパレスチナともいう)はローマの支配下に入る。
34 ヘロデ、ローマからユダヤ人の王に任命される。
29 オクタビアヌス、ローマ初代皇帝となり、ここに帝政ローマが始まる。
7~4頃 イエスがユダヤ地方(パレスチナ)のベツレヘムに降誕する。
1世紀
27 この頃、洗礼者ヨハネが活動を開始する。イエスはヨハネより洗礼を受け、良き訪れと呼ぶ宣教活動を開始する。
29または30 イエスがエルサレムのゴルゴタの丘で十字架刑になり、三日後に復活する。
35または36 ステパノが石打の刑で死にキリスト教最初の殉教者となる。迫害者パウロ(本名サウロ)がイエスの幻を見て回心する。
46 サウロがバルナバとともに第1回伝道旅行(キプロス・小アジア)に出発し、途中で名をパウロと改める。
47 宣教方針をめぐってエルサレムで使徒会議が開かれ、異邦人への宣教が認められる。
48 パウロが第2回伝道旅行(小アジア・ギリシャ)に出発し、途上でテサロニケ人への第1・第2の手紙が書かれる。(~51)。
52 パウロが第3回伝道旅行(小アジア・ギリシャ)に出発し、途上でコリント人への第1・第2の手紙が書かれる。
54 この頃、マルコ福音書・マタイ福音書が書かれる。
57 パウロはユダヤ人に訴えられて逮捕されるが、ローマ市民であるとして皇帝に上訴する。
60 パウロはローマに到着し、以降数年を過す。フィリピ人・コロサイ人・フィレモンなどへの手紙を書く。この頃、ルカ福音書が書かれる。続いて同じ著者によって、使徒言行録が書かれる。
61 エルサレムの教会を指導していたイエスの兄弟ヤコブが殉教する。
64 ローマの大火を理由として皇帝ネロがキリスト教徒を迫害する。
66 ユダヤ地方のユダヤ人達がローマ帝国に反旗を翻し、第1次ユダヤ戦争が起る。
70 ローマ軍はエルサレムを陥落させ、ユダヤ教の大神殿が廃墟となる。
100 この頃までにヨハネ福音書・ヨハネ黙示録が完成する。(新約聖書の完結)
2世紀
118 ユダヤ教徒、ヤムニア会議で旧約聖書正典を決定。
135 第2次ユダヤ戦争終結し、ローマ軍によってエルサレムは廃墟となりユダヤ人は追放されて流浪の民となる。
3世紀
250 皇帝デキウスによる大迫害が始まる。
293 ローマ帝国、四分割される
4世紀
303 皇帝ディオクレティアヌスがキリスト教禁圧令を出し迫害する。
306 この頃、コーモンのアントニウスがエジプトで隠修士を集め、キリスト教最初の修道院を始める。
312 コンスタンティヌス1世、十字架を旗印にしてミルヴィウス橋の戦いに勝利する
313 ローマ皇帝コンスタンティヌス1世がミラノ寛容令を発しキリスト教を公認する。
318 父と子の同一性を認めるアタナシウス派と、これを認めないアリウス派の間で論争が起る。
325 コンタンティヌス1世によって二ケア公会議が開かれ、父と子の同一性を確認し、アリウス派が異端とされる。
361 皇帝ユリアヌス(背教者ユリアヌス)がローマ古来の宗教の復活を企てる。
375 ゲルマン民族の大移動が開始される
381 第1回コンスチノープル公会議が開かれ、二ケア公会議を補則する。
386 アウグスティヌスがマニ教からキリスト教に回心する。
388 キリスト教とユダヤ教の異宗婚が禁止される
391 皇帝テオドシウスがキリスト教を国教に定める
395 ヒッポ(北アフリカ)の司教アウグスティヌスが告白アウグスティヌスの『告白』を書く。
397 カルタゴ公会議で新約聖書正典を決定
5世紀
410 ヒエロニムスがエルサレムで聖書をラテン語に翻訳する。(ヴルガータ訳聖書)
411 ペラギウス論争
431 エフェソ公会議でペラギウスとネストリウスを異端とする。
440 ローマ司教レオ1世が、ローマ司教の首位権(教皇権)を主張する。
451 カルケドン公会議でキリストは唯一の位格である事が確定し、単性論の立場のコプト教会、アルメニア教会などが離反する。
452 ローマ教皇レオ1世がフン族の長アッチラをローマから撤退させる。
476 ゲルマン人の度重なる侵攻に耐えてきた西ローマ帝国がついに滅亡する。
486 クローヴィスがフランク王国を建設する。
496 フランク王クローヴィス、部下3千人と共に洗礼を受ける。
6世紀
517 ブルグント王ジギスムント、アリウス派からカトリックに改宗
529 ベネディクトがモンテカッシーノに西方教会で始めての修道院を開く。(ベネディクト会)
553 第二回コンスタンチノープル公会議が開かれる。
590 アイルランドのコルンバヌス、ヨーロッパ大陸に伝道を開始する。
ローマ教皇にグレゴリオ1世(大グレゴリオ)が即位する。(この頃より、ローマ教皇という言葉が使われる)
596 カンタベリーのアウグスティヌスがアングロサクソン族に伝道を開始する。
7世紀
622 イスラム教を開いたムハンマド(マホメット)がマディーナ(メディナ)に遷る。ヒジュラ暦元年
651 クルアーン(コーラン)が編纂される
680 第三回コンスタンチノープル公会議で単性論が断罪される。
8世紀
700 イスラム軍が北アフリカを制圧
711 イスラム軍がイベリア半島を制圧
720 イスラム軍がフランク王国に侵入
726 聖像論争
732 フランク王国宮宰シャルル・マルテルがトゥール・ポワティエの戦いでイスラム軍を撃退し、イスラム軍のヨーロッパの進軍が止む。
745 ケルンに大司教座が設置される
750 ウマイヤ朝が滅亡し、アッバース朝が始まる。
756 フランク王国宮宰ピピン、ラヴェンナの土地を教皇に寄進し、教皇領が始まる
780 養子論論争
785 第二回二ケア公会議で聖像の使用が認可される
800 シャルル・マルテルの孫カール大帝(シャルル・マーニュ)がローマで教皇レオ3世から西ローマ皇帝として戴冠される。
9世紀
844 聖餐論争
846 イスラム軍が東ローマ帝国を攻撃する。
848 二重予定説論争
860 ノルマン人がロシアを支配する。
865 ロシア語聖書が翻訳される
867 東のローマと西のコンスタンティノープルの教会が一時的に分裂する。
878 イスラム軍がシシリア島を占領
896 教皇職がローマ貴族に私物化され、娼婦政治が始まる
10世紀
950 デンマーク王ハラルドがキリスト教を公認
955 ロシア皇太后オリガがコンスタンチノープルで受洗
962 東フランク王国(ドイツ)国王オットーが神聖ローマ帝国皇帝となる。
988 ロシア王ウラジミール1世が受洗し、司教座が設置される
989 ロシア王ウラジミール1世が東ローマ皇帝の妹と結婚し、東方正教がロシアの国教になる
995 ノルウェー王オーラフ1世がキリスト教を導入
11世紀
1014 デンマーク王クヌード2世がキリスト教を国教とする
1020 クリューニー修道院の改革が、教会改革へと波及する
1041 「神の休戦」が制定される
1049 教皇レオ9世が即位し、教皇権の腐敗時代が終わる
1054 東西教会が相互に破門し、最終的に分裂する。(東西教会の分裂)
1073 教皇グレゴリウス7世が教会改革を断行する
1074 聖職者の独身制が決定され、妻帯していた司祭などが失職する。
1075 聖職者の平服が禁止される。俗人による聖職叙任が禁止される
1077 教皇グレゴリオ7世に破門された神聖ローマ皇帝ハインリッヒ4世が赦しを請う。(カノッサの屈辱)
1096 第1回十字軍が出発し、パレスチナとシリアの一部を占領する。
1099 十字軍がエルサレム王国を建国
12世紀
1113 ヨハネ騎士団が認可される
1115 クレルヴォー修道院が創設される
1117 ヴェネチアの聖マルコ聖堂が完成
1128 テンプル騎士団が結成される
1140 南フランスでカタリ派が広がる
1147 第2回十字軍
1160 ランス大聖堂の建設開始
1163 ノートルダム大聖堂の建設開始
1170 オックスフォード大学が創設される
1177 南フランスでワルドー派が広がる
1185 カトリック教会で一種陪餐とロザリオの使用が習慣化する
1189 第3回十字軍
1199 ドイツ騎士団が認可される
13世紀
1202 第4回十字軍がコンスタンチノープルを占領し、ラテン帝国を建国
1209 アルビジョア十字軍がカタリ派とワルドー派を討伐する
アッシジのフランシスコによりイタリアにフランシスコ会が創立される。
1212 少年十字軍が派遣され、その大多数が人身売買で奴隷にされる
1215 第4回ラテラノ公会議が化体説、異端審問、年一回の告解を導入し、アリストテレス哲学を断罪する
1216 ドミニコが創立したドミニコ会が認可される
1217 ハンガリー王の十字軍がエジプトを攻撃する
1218 第5回十字軍
1223 フランシスコ会が認可される
1228 第6回十字軍
1233 ケンブリッジ大学が創設される
1229 信徒の聖書朗読が禁止される
1248 第7回十字軍
1255 パリ大学がアリストテレス哲学の講義を開始する
1270 第8回十字軍
1273 パリ大学教授でドミニコ会のトマス・アクイナスが『神学大全』を完成する。
1289 フランシスコ会のモンテコルヴィノが中国の元に派遣される
14世紀
1303 北京に大司教座が設置される
1309 教皇クレメンス5世が教皇庁を南フランスのアヴィニョンに移す。(アヴィニョン捕囚)
1312 テンプル騎士団が弾圧される
1329 エックハルトが異端審問にかけられる
1377 教皇のアヴィニョン捕囚が終わる
1378 二人の教皇が並立し、『教会大分裂』が始まる
1384 ウィックリフが英語聖書を翻訳
15世紀
1400 教皇権に対して公会議が優位に立とうとする
1414 コンスタンツ公会議が開かれ『教会大分裂』を終わらせ、ヤン・フスを喚問・火刑に処す。
1419 ボヘミアでフス戦争が始まる
1429 フランスでジャンヌ・ダルクが火あぶりとなる。
1431 公会議派によるバーゼル公会議を、教皇が蹴る
1438 教皇派がフェララ・フィレンツェ公会議を開催し、コンスタンチノープル総主教が出席して、東西教会合同を宣言
1453 オスマントルコにより、コンスタンチノープルが陥落し、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)が滅亡する
1479 イベリア半島のカステリアとアラゴンが合同してスペイン王国が成立する。
1492 コロンブスがアメリカ大陸に到達する。(ヨーロッパ人のアメリカ大陸発見)
16世紀
1504 ハイチに大司教座が設置される
1517 マルティン・ルターによる宗教改革が開始される。(プロテスタント運動の開始)
1522 オスマントルコがハンガリーを攻撃
1524 ドイツ農民戦争が始まる
1525 ティンダルが英語聖書を翻訳
1532 神聖ローマ帝国皇帝カール5世がプロテスタントを容認する
1534 イギリス国王ヘンリー8世が首長令を発布してイギリス国教会を創設し、カトリック教会から分裂する。
1535 カトリックとルター派の同盟軍が、再洗礼派を制圧
1536 ヘンリー8世がイギリス国内の修道院を解散させる
1540 ローマ教皇によりイエズス会が修道院として認可される
1545 トリエント公会議により、プロテスタント運動に対抗したカトリック教会内部の改革運動が開始される。(反宗教改革)
1547 イワン4世がロシア皇帝に即位
1549 イエズス会のフランシスコ・サビエルが教皇使節として来日し、キリスト教を伝える。
1563 イギリス国教会が39か条を制定
1572 フランスで聖バルトロマイの祝日に、プロテスタントが虐殺される
1582 ローマ教皇グレゴリオ13世がグレゴリオ暦を公布する。
1593 オスマントルコがオーストリアを攻撃し、首都のウィーンを包囲する。
1598 フランスでナントの勅令により、プロテスタントが容認される。
17世紀
1604 アルミニウス論争
1611 欽定訳聖書が完成する
1618 三十年戦争が始まる
1620 イギリスを脱出した清教徒がアメリカのマサチューセッツ州プリマスに上陸。ヴァージニア州で黒人奴隷の使用を開始
1629 徳川家康がキリシタン禁圧のために、踏絵制度を施行
1633 ガリレオ・ガリレイが地動説により宗教裁判を受ける。
1640 ヤンセン論争
1643 ウェストミンスター信仰告白
1644 イギリス国王軍が議会軍に敗退する
1648 清教徒革命により、イギリスの王制が廃止され、共和国となる
1653 理神論が盛んになる
1660 イギリスで王制復古する
1643 ニューイングランド植民地連合が結成される
1649 メリーランド州で信教自由法が施行される
1670 シュペーナーにより、ドイツ敬虔主義が始まる
1673 イギリスで、カトリック教徒の公職就任を禁止する審査律が施行される
1685 フランスでナントの勅令が廃止される
1688 イギリスで名誉革命により、議会が王権に対して決定的に優位に立つ
1689 イギリスで信教自由令が施行される
18世紀
1734 ニューイングランドで大覚醒が起きる
1739 メソディスト派が誕生する
1755 ニューイングランド経験主義哲学が始まる
1775 アメリカ独立戦争が始まる。
1776 アメリカ合衆国が建国される
1781 ドイツで信仰寛容令が布告され、修道院が閉鎖される
1784 リチャード・レイクスが日曜学校を始める
1785 アメリカで政教分離法と宗教税禁止法が施行される
1789 フランス革命が起こり、国王派とみなされた聖職者や修道士多数が迫害される。
1792 ウイリアム・ケアリがバプテスト伝道協会を設立する。合衆国憲法修正箇条により、信教の自由と、国教制度の否定が明記される
1799 イギリス国教会宣教協会が設立される
19世紀
1804 イギリス聖書協会が設立される
1804 ナポレオン1世がローマ教皇より戴冠されフランス皇帝に即位する。
1806 神聖ローマ帝国が崩壊する
1807 ウィルバーフォースが奴隷売買廃止運動を開始
1808 アメリカで奴隷貿易が禁止される
1810 アメリカン・ボードが設立される
1816 アメリカ聖書協会が設立される
1827 イギリスで審査律が廃止される
1833 オックスフォード運動
1837 ギュツラフによる日本語聖書の翻訳
1839 チャーティスト運動
1844 YMCAが設立される
1846 福音主義連盟が設立される
1849 キリスト教社会主義運動が始まる
1854 カトリック教会が聖母無原罪の教義を決定。
1859 シナイ写本が発見される
1861 南北戦争
1865 中国内地伝道会が設立される
1864 教皇が「誤謬表」を発表して、近代思想を非難する。フランス聖書協会が設立される
1869 第1バチカン公会議で、教皇無謬説を決定し、聖母無原罪の教義を追認する。
1871 ドイツで体制側とカトリック教会側が対立し、文化闘争が行われる。教皇無謬説が原因でドイツの一部のカトリック教会が復古カトリック教会として離脱する。
1873 日本でキリシタン禁制の高札が撤去される
1879 日本聖書協会が設立される
1900 プロテスタント教会内でエキュメニカル運動が始まる。
20世紀
1903 社会的福音が提唱される
1904 異言を強調するペンテコステ派が誕生する
1910 エジンバラ世界宣教会議が開催される
1914 サラエボ事件が発生し、第一次世界大戦が始まる。
1919 カール・バルトが『ローマ書』を発表
1923 弁証法神学(危機神学)が生まれる。アメリカでメイチェン論争により、ファンダメンタリズムと自由主義神学が対立する
1925 エキュメニカル運動の成果としてカナダ合同教会が成立する。
1929 ローマ教皇ピオ11世がイタリア政府とラテラン協定を締結する。(バチカン市国の成立)
1931 アメリカのオハイオ州コロンバスで開かれた聖書研究者の大会の決議により「エホバの証人」という名称が採択される
1937 エジンバラで信仰と職制世界会議が開催される
1939 ドイツ告白教会がナチス政権に対して抵抗運動を行う。イギリス・フランスがドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が始まる。
1941 アメリカ教会協議会が設立される。日本がアメリカを攻撃し、太平洋戦争が始まる。
1945 エジプトのナグ・ハマディでグノーシス主義関連の文書が大量に発見される。ナグ・ハマディ文書
1947 南インド合同教会が設立される
1956 西ドイツで良心的兵役拒否が容認される。イギリス聖公会、スコットランド聖公会、メソディスト教会が相互聖餐の関係を樹立する
1959 ローマ教皇がプロテスタントに再一致を呼びかける
1962 ローマ教皇ヨハネ23世が第二バチカン公会議を開催する。
1965 西方教会のローマ教皇パウロ6世と東方教会のコンスタンティノープル総主教が和解し、東西教会の対立解消する。
1978 ヨハネ・パウロ2世がポーランド人として、また共産圏初のローマ教皇となる。
1989 東西ドイツ間のベルリンの壁が崩壊する。(共産主義国家の解体開始)
2000 大聖年(ジュビリー)2000、バチカンの扉が開かれる。ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が聖地エルサレムを訪問し、ユダヤ教の指導者と会談する。(カトリックとユダヤ教の和解)