This article at Wikipedia

ポスト印象派

ポスト印象派(英: Post-Impressionists) または、ポスト印象主義 (英: Post-Impressionsim) とは、美術界における印象派の後の、フランスを中心として活躍した前衛的な画家たちを指す学術上の便宜的な呼称である。フィンセント・ファン・ゴッホゴーガンスーラらをその中核と考える。それぞれの画家により画風が大きく異なることからもわかるように、この区分は様式的な共通性によるものではなく、時期的なものによる。

この呼称は、かつて白樺派によって日本に紹介された際、「後期印象派」と訳され、今日に至るまでこれが一般に用いられている。しかしながら、Post-Impressionists とは、印象派を継承、または反駁(はんばく)しながら、印象派を超克しようとした画家たちであって、この訳語から連想されるような、「印象派の後期」に属するものではない。近年ではこの訳語を避ける傾向も見られる。「ラファエル前派」という訳語に倣えば、「印象後派」とでも訳されるべきであるが、新案としては「ポスト印象派」がもっとも受け入れられているようである。「後印象派」などとも訳されている。

Post-Impressionism という語は、イギリスの批評家、R. フライが、フランスの新しい美術をイギリスに紹介するために組織した展覧会「マネと印象派後の画家たち Manet and the Post‐Impressionists」(1910 - 11)の名に由来する。この展覧会の出品者は、マネの他、ゴッホ、ゴーガン、ルドン、新印象主義の画家たち、フォーヴの画家たちといったように、様式的にも多様であった。

彼らは、印象派の傾向を受け、それを出発点としながらも、批判的に継承しつつ、厳密な形態の復活、原始的な題材や激しい色彩の導入などの独自の特徴を生み出し、20世紀美術のさきがけとなった。形態においても、色彩においても、また思想においても、19世紀の美術と、フォーヴィスム表現主義キュビスムなどの20世紀美術との橋渡しをしたといえる。

関連項目

フィンセント・ファン・ゴッホ(ヴィンセント・ファン・ゴッホ) • ポール・ゴーギャン(ポール・ゴーガン) • ジョルジュ・スーラ



This article is from Wikipedia, the Free Encyclopedia. All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.


社会 • 社会政治経済産業交通教育歴史福祉医療環境環境問題市民活動平和軍事 • 芸術と文化 • 芸術文化言語宗教遊び趣味伝統芸能文学音楽美術演劇映画アニメ漫画建築スポーツゲームギャンブル食文化ファッションマスメディア出版新聞放送テレビラジオ • 世界 • 世界アジアアフリカオセアニア北アメリカ南アメリカヨーロッパ • 日本 • 日本北海道東北関東中部近畿中国四国九州沖縄 • 学問 • 学問文学哲学倫理学心理学社会学法学経済学数学物理学化学生物学地球科学医学工学 • 自然 • 自然宇宙元素気象災害海洋生物植物動物鉱物 • 技術 • 技術コンピュータネットワークエレクトロニクスバイオテクノロジー • 資料 • 索引年表365日地図世界各国関係記事人名一覧一覧の一覧