ロマン主義
ロマン主義( - しゅぎ)は、ヨーロッパの精神運動のひとつである。古典主義の対概念としてとらえられるもので、主として18世紀末から19世紀にかけての運動であり、その影響は20世紀の初めころにまで及んだ。
ロマン主義の底流に流れているものは、自由主義、内面性の重視、感情の尊重、想像性の開放といった特性であり、好まれる主題としては、異国的なもの、未知のもの、隠れたもの、はるかなるもの、神秘的なもの、夢と現実の混交、更には、憂鬱、不安、動揺、苦悩、自然愛などを挙げることができる。
文学では、ルソーを始め、多くの作家が挙げられる。ゲーテの作品、とくにシュトゥルム・ウント・ドラング期の作品はロマン主義文学理論の形成に大きな影響を与えたが、ゲーテ自身はロマン主義にむしろ批判的であった。日本では19世紀末から影響を受け始め、島崎藤村などもその中に入る。
絵画におけるロマン主義に該当する作家としては、ゴヤ、ドラクロワなどが挙げられる。
政治、哲学においてもドイツなどにおいてその影響が現れている。
音楽におけるロマン主義(ロマン派)時代は、ウィーン古典派の後に続く時期を指し、ほぼ19世紀全体に及んでいる。詳細はロマン派音楽を参照のこと。