デング熱
デング熱 (dengue fever) は、ネッタイシマカなどのカ(蚊)によって媒介されるデングウイルス(dengue virus)が病原体の感染症。潜伏期間は普通4日から7日。
デング熱とデング出血熱(dengue hemorrhagic fever)と呼ばれる異なる2つの病態を示す。
デング熱は、一過性の熱性疾患で、突然の発熱、頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛を伴う。食欲不振、腹痛、便秘を伴うこともある。発症後3~4日後より胸部から発疹が出現し、四肢、顔面へ広がる。こういった症状は通常3~7日程度で消失し、回復する。
デング出血熱は、デング熱とほぼ同様に発症するが、発熱後、下血や出血を主とする重篤な致死的病態を示す。胸水や腹水、肝臓の腫脹が特徴で、出血が続くと血液量の不足からショック状態(デングショック症候群)に陥ることもある。
現在のところワクチンはない。