君主制
君主制(くんしゅせい)は、君主が支配する統治形態(政体)である。君主政ともいう。現代では通例、共和制の反対語として用いられ、君主制の国を君主国、共和制の国を共和国と呼ぶ。君主の称号によって、王政、帝政などと呼ぶこともある。
政治思想の概念としては、一人の人間が終身で支配する政体を指す。歴史上のほとんどの事例がこの定義におさまるが、例外もある。
政治分析の基礎概念として君主制をとりあげ、他の政体と区別して論じたのは、君主を持たないポリスが多数あった古代ギリシャの思想家である。君主制の国がほとんどを占めていた地域では、君臣の関係のような限定的問題を越えて、君主制を国家一般と別に把握する動機が生まれなかった。
近代になって、君主制が共和主義者によって脅かされるようになると、ギリシャ・ローマの伝統を復活させて君主制を論じる政治思想が登場した。
君主が絶対的な権力を持っている政体を絶対君主制といい、憲法によって制限される政体を立憲君主制という。