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受信機

受信機(じゅしんき)は通信機のうち、信号を受け取り、復調して情報を復元する装置のことである。また、信号の送り出し側は送信機である。

受信機の構成

受信機の基本機能は、入力信号を選択後、適切なレベルまで増幅して復調するものである。 図1はラジオ放送、短波放送、アマチュア無線の通信などを受信するための受信機の構成例で、真空管を用いた時代に「高1中2」として知られたものである。古い技術であるが概念を理解するのには有効である。

高1中2受信機の構成図
• 高周波増幅器:入力された信号を増幅する低雑音増幅器である。微弱な信号でも後段で発生する雑音の影響を押さえて受信できるようにするために設けられる。現在ではUHF帯などでは低雑音のHEMTなどのトランジスタが用いられる。 • 周波数変換器:受信対象の周波数で復調可能なレベルまで増幅しようとすると正帰還が生じて発振するなど増幅器が不安定になりやすいため、受信周波数に関係なく一定の低い周波数(中間周波数。455kHzが多い)に変換する方式がとられる。これをスーパーヘテロダイン(略称・スーパー)方式と呼ぶ。周波数は、入力信号と局部発信器出力の差の周波数に変換される(最近では中間周波数が受信周波数よりも高い場合もあり、その場合には和の周波数という構成もありうる)。 • 中間周波増幅器:この増幅器の目的は、(1)復調可能なレベルまでの増幅、(2)隣接した不要信号を除去するためのフィルタ機能、(3)入力信号の強弱によって増幅率を可変して受信機出力を一定に保つ自動ゲイン制御(AGC)機能などである。 • 復調器:受信する通信方式によって必要な復調機能を備える。ここでは包絡線検波器を仮定した。 • 増幅器:検波器の出力である可聴周波数をスピーカーを鳴らせるレベルまで電力増幅する。

受信機の例

• ラジオ受信機(ラジオ)
ラジオ放送を受信するための受信機。復調した信号は音声信号(オーディオ信号)であり、スピーカーやイヤホンで音響振動に変換して聴く。
下図は真空管時代(1955年頃)の5球スーパーラジオ(初期のミニアチュア(MT)管を使用したトランス付きラジオ)の構成である。
• テレビ受信機(テレビ受像機あるいは単にテレビ)
テレビ放送を受信するための受信機。ブラウン管液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの表示装置と、ラジオのような音声受信機能などをもつ。

関連記事

• 送信機(トランスミッタ) • 送受信機(トランシーバ)



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