四方拝
四方拝(しほうはい)とは、宮中で行われる一年最初の儀式。四方拝は中国に起源を持つと言われ、平安時代初期に日本の宮中に取り入れられた。平安時代には宮中に倣って貴族や庶民の間でも行われ、四方を拝して豊作と無病息災を祈っていたが、次第に宮中だけの行事となった。
明治以前
元日の寅の刻(午前4時ごろ)に、天皇が綾綺殿で黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう:天皇の朝服)を着用し、清涼殿東庭に出御して天皇の属星(ぞくしょう)、天地四方の神霊や歴代の天皇陵などの方向を拝し、その年の国家・国民の安康、豊作などを祈った。 このとき唱える呪いの言葉は、「内裏儀式」・「江家次第」に掲載されている。これらによると、
- 賊寇之中 過度我身、毒魔之中 過度我身、危厄之中 過度我身、五危(厄とも)六害之中 過度我身、百病除癒、所欲悩心、急々如律令