四旬節
四旬節(しじゅんせつ)は、ラテン語でクァドラジェシマ(Quadragesima:40の意味)と言い、主にカトリック教会で使われる用語。グレゴリオ暦が使用される西方教会における復活祭前の、主日(日曜日)を除く40日間のことを指す。また、この期間の初日の水曜日を灰の水曜日、最後の一週間を聖週間(受難週)という。カトリックの教会暦では、聖土曜日の午後に四旬節の終りということになっている。40日間という期間はキリストが行った40日間の断食に由来するもの。聖公会では大斎節(だいさいせつ)、プロテスタント教会では各教派によって扱いは異なるがこの期間を受難節(じゅなんせつ)という呼び方をする場合がある。
東方正教会の大斎(「おおものいみ」と読み、カトリック教会の大斎(だいさい)とは別である)に当たるが、日の数え方は若干異なる。
英語ではレント(Lent)と呼ぶ。語源は、lenchthen(「日が伸びる春」の意味)に由来する。
典礼の特徴
聖週間や聖人の祝日などを除いて典礼色(典礼に使用する祭服やパラなどの色)は紫になる。カトリック教会では、アレルヤ唱を唱えない。カトリック教会では、各時代によって定められた食事節制が設けられており、現在では「灰の水曜日」と、聖金曜日(聖週間の金曜日)に設けられている(参照:大斎(だいさい))。
また、この期間の毎週金曜日には、「十字架の道行き」の祈祷が行われる習慣がある。