夏時間
夏時間(なつじかん、
サマータイム、デイライト・セービング・タイムとも)は、
夏の間時計を1時間早めて、それに合わせた生活を送る制度。またはその早められた時間のこと。明るいうちに仕事をして、夜は早く寝るようになるから、結果的に省エネにつながるとされている。
欧米などでは一般化した制度である。
目的と効果
当初の目的は、戦時中の燃料需要の低下を期待してのものであったが、現在では以下のような効果が期待できると考えられている。
省エネ
余暇の充実
交通事故や犯罪発生率の低下
歴史
18世紀に
ベンジャミン・フランクリンが提唱したが、フランクリンの時代には実現しなかった。
第一次世界大戦中の
ドイツで、
1916年4月30日から
10月1日まで、同じく
イギリスが
1916年5月21日から
10月1日まで採用したのが始まりである。
アメリカ合衆国では
1918年と
1919年に各7か月間、夏時間が導入されたが、大変に不評のため廃止になった。その後
第二次世界大戦中に資源節約目的で復活し、今に至る。現在は現地時間4月最終
日曜日午前2時から10月最終日曜日午前2時までの間、時計を進める「1966年方式」が主に使われる。
1986年より、開始日は4月第1日曜日となった。なおアメリカでは、議会で法案が通れば、その地区は夏時間を使用しなくてもよい。このため、
2004年現在、
アリゾナ州と
ハワイ州は夏時間を採用していない。
主な地域の実施期間
2004年現在。
アメリカ合衆国、
カナダ、
メキシコ(一部除く) - 4月第1日曜日午前2時~10月最終日曜日午前2時(現地時間)
ヨーロッパ各国(一部除く) - 3月最終日曜日午前1時~10月最終日曜日午前1時(UTC基準)
ロシア - 3月最終日曜日午前2時~10月最終日曜日午前3時(現地時間)
オーストラリア(北部・西部地区は実施なし) - 10月最終日曜日午前2時~翌年3月最終日曜日午前3時(現地時間)
ニュージーランド(一部除く) - 10月第1日曜日午前2時~翌年3月第3日曜日午前3時(現地時間)
ブラジル - 10月第3日曜日午前0時~翌年2月第3日曜日午前0時(現地時間)
日本におけるサマータイム
日本でも、
1948年4月28日に公布された「夏時刻法」に基づいて、5月第1土曜日から9月第2土曜日までの「
サンマータイム」を実施していた。しかし、
1952年4月11日に廃止され、以後、日本でサマータイムは実施されていない。現在、再び導入が検討されている。
北海道サマータイム
札幌商工会議所は、
2004年7月の1ヶ月間、
北海道内の企業、官公庁に対し、就業時間を1時間繰り上げるよう呼びかける「北海道サマータイム月間」を実施。これは、高
緯度である北海道の
夏は本州に比べて日中の時間が長いため、昼間の時間を有効に使ってもらおうとする動きから始まった。また、北海道全域に限り4月第1日曜日から9月最終日曜日までの期間、1時間ないし2時間時計を進める仮構想を提唱した。
[1]
外部リンク
サマータイム問題を考える
サマータイム導入反対リンク