北方領土
北方領土(ほっぽうりょうど)とは、南千島のこと。
北海道の根室半島の沖合にある島々で、日本がロシアからの返還を求めている。択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島からなる。
A.歯舞諸島(歯舞群島)、B.色丹島、C.国後島、D.択捉島
1.色丹村、2.泊村、3.留夜別村、4.留別村、5.紗那村、6.蘂取村
領土問題
ロシアが事実上占有している北方領土を、日本はこれを不当として返還を求めている領土問題。日本がポツダム宣言を受諾した後の、1945年8月28日から9月5日にかけてソ連軍が占領し、現在に至るまでソ連およびそれを継承したロシアが実効支配を継続している。サンフランシスコ講和条約で日本の領土の範囲を「千島列島を除く」としてしか規定しておらず、千島の範囲が明確でなかったことが問題を不透明にしている。
日本の主張
北方領土は日本の固有領土であってサンフランシスコ講和条約で放棄した千島列島には含まれず、現状はロシアの不法占拠であるという立場を取っている。(尚、日本が千島列島を放棄したサンフランシスコ条約にはソ連は調印していない)
日本の返還要求の根拠
1854年の日露和親条約で日露の領土が確定した時、択捉島以南が日本領であった。 1875年の樺太・千島交換条約で樺太と千島列島とを交換した時の千島は択捉島以北であった。 ソ連は日ソ中立条約を無視し北方領土を含めた千島全島へ侵攻した。 日本がポツダム宣言を受諾した後の、1945年8月28日から9月5日にかけてソ連軍が占領した。 ソ連が領有を主張する根拠のヤルタ協定は秘密会談であり日本は全く関知していない。 ヤルタ協定の当事者であるアメリカが戦後日本の領有を支持している。
ロシアの主張
日本が放棄した千島の範囲は地理的に国後島までである。従って歯舞、色丹に関しては返還の用意がある。 ヤルタ会談でソ連の参戦は連合国に対し事前に承諾されている。 日本は連合軍に対して無条件降伏している。
領土問題の交渉過程
1956年日ソ共同宣言では歯舞、色丹を平和条約締結後に日本に引き渡す取り決めを結ぶ。しかし、択捉、国後の帰属を巡って対立、結局合意できなかった。その後、冷戦の進行によりソ連の立場は領土問題は解決済みへと変化した。日本の方もソ連との間では、まず北方領土問題が解決しなければ何もしないとの立場をとった。冷戦終結後、両国の関係は軟化し、1997年のクラスノヤルスク合意では、日本は「すべての分野について両国の関係を発展させる。その中に領土問題を含める」という立場に転換した。
日本側は四島返還が大前提で、ロシア側は歯舞、色丹の引き渡し以上の妥協はするつもりがなく、それ以上の交渉は進展していない。
関連項目
千島列島 鈴木宗男 竹島 尖閣諸島
外部リンク
北方対策本部(内閣府) 北方領土問題概要(外務省) 北方領土対策本部(北海道) 北方領土問題対策協会 『國民新聞』 北方領土関連記事索引 (ページ下部) 外務省の「北方領土問題」検索一覧