司法試験
司法試験(しほうしけん)は、司法試験法に基づいて行われる資格試験。法曹(裁判官、検察官、弁護士)になろうとするものは、原則としてこの試験を受けなければならない。
現在、試験は2次・4段階よりなる。
一次試験は、幅広い科目からなる教養試験である。大学に2年以上在学し、一定の単位を取得(具体的には62単位―教養課程修了を要する)していれば一次試験は免除される。このため、多くの受験者は一次試験を受験しない。
二次試験は法律試験である。二次試験は択一式試験、論文式試験、口述試験の3段階からなる。択一式試験は例年5月の第二日曜日に、憲法、民法、刑法の3科目について、60問、3時間30分で行われる。論文式試験は、7月20日、21日に憲法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法につき、各科目2題、2時間で行われる。口述試験は論文試験の合否発表の二週間程後におこなわれる。各試験の受験者は概ね、択一5万人、論文7千人(1/7)、口述1300人(1/5)である。
合格者は司法修習生として1年6ヶ月の法律実務についての研修を受けた後、さらに試験(二回試験)を受けこれに合格すれば法曹としての資格を得る。
合格者の出身大学は東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、中央大学が上位を独占している。これは法曹界でもほぼ同じである。
現在のところ、最終合格率は3%未満、合格時の平均年齢は28歳程度である。多くの受験生が大学卒業後5年程度を受験勉強のために費やすこととなっている。合格者の若年化をはかるため受験回数による特別合格枠などを試みたがあまり効果は得られていない。定員がある事から、“資格試験に非ず、採用試験だ”とする意見もある。
現在、法曹養成を目的とした法科大学院の創設とあわせて新しい司法試験制度が検討されており、司法試験自体も大きく変わることが予想される。新司法試験制度、その他の改革ついては法務省のウェブサイトにおいて随時報告される。