定義
「定義すること」を英語では「to define」といい、素朴には「(何であるかを)はっきりさせること」を意味する。 「de-」は強調を表す接頭辞で、「fine」がはっきりした状態を表している。この記事では定義にまつわる事柄を先に述べ,「定義の定義」は最後に述べる。
(この記事は書きかけ・編集途中です。記事の本体もノートにおける議論も停滞しているのを確認の上,編集を始めました。しばらくご静観ください)
定義の形式
予備知識
類と種
いくつかの事物を、ある視点でひと括りにしたとき、それら事物は階層化されたことになる。 このとき上位の階層を類、下位の階層を種という。類は種の集まりであり、種は類の構成要素である。複数の類を構成要素とする上位の類を考えることもできる。このとき下位の類は、上位の類にとっての種である。
生物分類および学名
たとえばトラは 動物界・脊索動物門・哺乳綱・食肉目・ネコ科・Panthera(ヒョウ属)・tigris(トラ種)という系列の中にあり、学名をPanthera tigrisという。 ここでPantheraが類(わが国の生物学では属、英語では類も属もgenus)で、tigrisが種である。 ネコ科を類と見れば、Felis(ネコ属)やPuma(ピューマ属)とともに、Pantheraはその一種。
形式
最近類と種差による定義
もっとも厳密な定義のためには、「対象を種として含む類」および「対象を他の種から区別する特徴」を述べればよい。 前者を最近類、後者を種差という。- 例)トラとは、黄色地に黒縞のある(種差)Panthera(最近類)である。
- 例)人間とは、理性的な(種差)動物(最近類)である。
種差を明示しない定義
定義において種差が明示されない場合がある。- 例)人間とは、動物(最近類)の一種である。
類が極度に広い場合
類が極度に広いと、存在・もの・何かなどの語を使わざる得ないことになる。- 例)神とは、万能な(種差)存在(類)である。
- 例)椅子とは、人が座る(種差)もの(類)である(×)。
定義の表現
予備知識
「〜は〜である」という文について
椅子は家具である。(椅子は家具の部分集合、椅子⊂家具)うちのミーちゃんは三毛猫である(ミーちゃんは三毛猫の要素、ミーちゃん∈三毛猫) 愛は信じることである(愛すなわち信じること、愛=信じること) 椅子(と)は座るための家具である。(定義) ミーちゃんは、我が家で飼ってる三毛猫である。(定義)
外延と内包
ある概念を類と見たとき、その類に含まれる種のすべてを外延、その種に共通な性質を内包という。種をすべて示すことを外延的説明、共通な性質を示すことを内包的説明という。- 例)集合Aは1,3,5,7,9からなる。(外延的説明)
- 例)集合Aは10以下の奇数である。(内包的説明)
- 例)Aとは、1,3,5,7,9を要素とする集合である。(外延的定義)
- 例)Aは、10以下の奇数からなる集合である。(内包的定義)
表現
定義の表現の多様性
上記の形式に還元できることを条件に、多様な表現が可能である。- 「人間とは、ある種の(一種の)動物である」
- 「校則とは、学校での行動などについて規定したものである」「行動についての規定である」
物理量の数式による定義
定義風であっても定義ではない場合
外延による補助
定義の定義
定義される対象
具体物を定義
抽象概念を定義
定義の定義
名前を定義すること
定義とは、集団に於いて構成員が共通認識を抱く為に定める概念、術語の正確な意味・約束事をいう。広く一般に定着することにより、効力を発揮することが出来る。
法・ルールに於いて定義が定まっていない場合、無効となる可能性があり、必須・必要条件である。
哲学用語としては、本質を表現する命題のことをいう。
自然科学における定義は通常、自然言語を用いて表わされる。対して、社会科学における定義は、最近類と種差の総体という形式をとることが多い。