学習塾
学習塾(がくしゅうじゅく)/塾(じゅく)とは、主に小中学校の放課の後に、別途、民間で有償で学力を補強したり、補助したりする場所。現在では(人にもよるが)なくてはならない存在であるといわれる。ほとんどの塾は主要5教科(国語、算数/数学、理科、社会、英語)の学習に特化している。生活指導や集団の規則など他に考慮することがなく、主要科目に関して弱点補強や高度な学習などに力を入れることができ、学校との共生関係にあるといえる。通常の学習だけでなく中学入試、高校入試での合格を主な目的とする進学塾も多く、ごく一部には理科実験などの実技的なものを学ばせる塾も存在する。
海外在住の日本人子女の間でも学習塾に通う子供が増加している。背景には帰国子女の普遍化があり、日本の学校への入学・編入に求められる外国語のレベルが上昇していることが挙げられるが、放課後のイベントなどで地元に貢献することを重視する現地校では悩みの種でもある。
中学受験用の塾としては、四谷大塚(関東)、日能研(関東、関西)、浜学園(関西)などが大手である。また、これらの大手塾では多くの塾生がいて統計が取りやすいため、学習のみならず模試を受けることによって自分の学力レベルを知るという事にも利用されている。
塾に行くことが流行り始めた時期、塾に行っていない子供を「未塾児」と言っていたことがあった。「未熟児」と掛けて、まだ塾に行っていない子供という意味であるが、この語に対する批判もあった。
学生がもう一つ学校に行くことをダブルスクールというが、日本の小中高生のかなりの部分が学校と塾・予備校を掛け持ちしており、心身に悪影響を与えるのではないかという指摘もある。塾が流行っている一因には最近のゆとり教育への不安感も大きいが、ゆとり教育のために通塾して時間的なゆとりがなくなっているというのが現状である。
なお、一部の私立中学校では、公立中学校と塾の両方に通うよりも、私立中学校だけに通った方が総合的に得だと宣伝している。
塾の少人数化
少子化傾向に押され最近の塾では個別授業や5人程度の少人数制授業のクラスが多くなってきている。それ以上の大人数クラスは今でも残っているが大手塾のハイレベルのクラスが多い。個別授業といっても家庭教師のように1対1で教えるわけではない、一人の講師が学年や科目の違う生徒を一度に5人程度を巡回指導するわけである。当然一人の講師に対して生徒の人数が少ない分授業料は高くなる。それでも学力が中程度かそれ以下の生徒には、従来の大人数制指導に比べると格段に行き届いた指導が出来る。ある程度学力の高い生徒は自ら学ぶ姿勢があるので無理に少人数制を選ばなくても大丈夫なのだが、少人数で学べば更に身に付くことは言うまでもない。
塾のフランチャイズ化
最近の傾向は塾のフランチャイズ化である。塾のフランチャイズというものは過去にはなかったが、最近では独自のノウハウを提供し全国に広げている企業がある。公文式や学研教室、明光義塾など数多くある。これらフランチャイズの経営者には誰でもなれるため、塾に関しては素人が多く経験がないため指導は加盟本部だよりとなる。一部の大手フランチャイズ塾には、大きな利益が出るように見せかけ加盟金やロイヤリティーを稼ぐため教室数を拡大するケースがあり、加盟者は思ったように利益が出ず多額の加盟金がなかなか回収できないため裁判沙汰になるケースもある。