地球シミュレータ
地球シミュレータ(ちきゅうシミュレータ)はNEC製のSXシリーズをベースマシンとする、2004年6月現在、世界で最も速い高性能スーパーコンピュータである。神奈川県横浜市金沢区の海洋研究開発機構横浜研究所 地球シミュレータセンターに設置されている。
地球規模の環境変動の解明・予測を目的として、科学技術庁(1998年度当時)が開発開始し、2002年3月15日に運用を開始した。台風など気象予測の精度を大幅に改善し、災害の予報に活躍することも期待されている。
1ノードは8GFLOPSの性能を持つベクトルプロセッサ8個で構成され、640ノードを接続し、常時35TFLOPS、最大40TFLOPSの浮動小数点演算を実現している。
2002年6月のtop500にて、第2位に5倍の差をつけてトップを獲得して以来、2004年6月に至る5期連続でトップを維持するという世界最速の性能を誇る。 これは、2位以下のスカラプロセッサ超並列型コンピュータと比較し、ピーク性能と常時性能の差が少ないことが要因であると言われている。ただ、2004年6月時点で2位につけているスカラプロセッサ超並列型であるThunderはピーク性能との差が小さく、いまだ2倍近い性能差があるものの、地球シミュレータの優位を脅かす存在であると言えよう。