天理教
天理教には、日本起源のものと中国(19世紀)のものとがある。
1. 天保9年(1838年)に「教祖(おやさま)」こと中山みきが、「親神(おやがみ)」天理王命(てんりおうのみこと)の天啓を受けて創唱したとされている。奈良県天理市にある「ぢば」において人類が創造されたと考え、現在この地に教団本部を置いている。
親神によって実現されるべき救済の理想は、神が人間創造にかけた目的の成就ともいうべき「陽気ぐらし」であり、それはすべての人間が相たずさえて生きることの喜びを享受しうる人生である。
親神の守護と恵みにより、人間は生かされおり、陽気ぐらしを享受することができる。そのことに感謝を捧げ、報恩の行いとして人間は、親神の恵みである天然自然を活かし、親神からの借り物であるそれぞれの身体を、陽気ぐらしのために惜しまず使っていくことが大切とされる。
また、すべての人間関係は、親子関係を基本として培う事が理想であるとされる。
「ひのきしん」は一般的に知られた天理教の言葉であるが、これは親神の守護に感謝し、その報恩の行いすべてをいう。信者は、「さづけ」といわれる救済の手段により、病む人をたすけ、さらに「つとめ」という祈りを通して、親神への感謝を捧げ、世の中が陽気世界への建て替わっていくことを願う。
教義の基礎とされる聖典としては、1711首の和歌体で書かれた「おふでさき」、つとめの地歌としての「みかぐらうた」、そして折々の伺いに対して下された「おさしづ」の3種類の啓示書があり、原典とよんでいる。
参考文献
小滝透他 『天理・比較宗教論への試み』 ISBN 4924787825 大谷渡 『天理教の史的研究』 ISBN 4885915007 『教派神道と近代日本—天理教の史的考察』 ISBN 488591292X の改題新装版 早川和廣 『天理教・その堕落と悲劇—300万信者の悲劇 お供え金地獄、教会長残酷悲話、本部の犯罪、相次ぐ離脱…』 (数少ない批判書) ISBN 4871770419 野田俊男 『天理教人の苦悩』 大陸書房、1972。
外部リンク
天理教ホームページ 天理教リンク集 オープンディレクトリー:社会: 宗教・精神世界: 天理教
2. 19世紀の中国(清代)の秘密宗教結社。白蓮教系で八卦教ともいう。教祖は皓生文。1813年に反乱を起こしたが、3ヶ月で鎮圧された。
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