出版不況
出版不況(しゅっぱんふきょう)とは、20世紀末から言われるようになった出版業界の不況状況を示す言葉である。平成日本の不況が出版業界にも及んだ結果、1997年以後、販売額の対前年伸び率がマイナスに転じている。 2002年の書籍販売部数は約7億4千万冊に及ぶが、このうちおよそ4割弱が返品されている。
その理由としては、 不況による購買意欲の低下 もともと活字になじまない、ゲーム世代の年齢層の広がり 出版点数増による客注文の対応不足 などの理由が挙げられる。
一時は作家と新古書店、マンガ喫茶との間に、作品の二次使用料をめぐる確執があったが、2003年新古書店側が、著作権者に対価を支払うことで決着した。
また、公共図書館におけるベストセラーの複本購入問題について、同年日本図書館協会が調査報告を公表している。
出版社は活字のマルチメディア化に対応した電子ブック開発、新書創刊を行っており、「ハリー・ポッター」シリーズや、「バカの壁」などのベストセラーに恵まれることもあるが、不況から脱しきれていないのが現状である。