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地球温暖化

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)とは、地球上の平均気温が上昇すること。それに伴う、「海水温の上昇も含めた、地表、水系内の生態系の変化」「海水面上昇による海岸線の浸食」といった諸問題もはらんでいる。

経過

1970年代までは「地球寒冷化」が、科学界の定説であった。1988年NASA所属の学者が、「地球温暖化による猛暑説」を唱えた内容が、当時のニューズ・ウィークに掲載されたことを契機として、全世界の科学者や研究者達もそれに追随し、一般的にも情報や現象として、メディアを通して広まったもの。「人為的な原因に起因する条件を制限する」という考えに基づく各会議が開かれ、対策などが練られている。

さらに、地球の平均気温は1.5℃の範囲で400~500年以上かけて温暖化または寒冷化といった形で上下しているが、1400年代から19世紀ころまで続いた比較的寒冷な期間を過ぎ、ここ100年間の間に0.5℃も上昇していて、殊に、最近10年ほどの気温の上昇が顕著であり、一方で、現時点では下がる兆候も上昇の緩和もみられないため、自然的現象としての平均気温の上下を超えた人為的な要因が取りざたされている状態である。

原因

原因の説の一つに、温暖化ガスによる説がある。
主な温暖化ガスは二酸化炭素や、メタン、煤である。近年、使用制限されているフロンガスなども、原因の一つとされている。
(二酸化炭素は、地球の全炭素循環量の3%程度にすぎず、赤外線のうちで吸収できる周波数も限定されていて、地球規模では、既に飽和状態となっている。)
熱吸収率から言えばメタンの方が、二酸化炭素の10~20倍以上も高い。水蒸気はさらに高く、地球大気中にはそれらの気体以上に多く存在する。

海底から噴出するメタンに限定するなら、単体のメタン同様、近年、海底内に大量に存在することが発見された、メタンハイドレートによる影響も、(発見されて間もないために調査不足ながら、)少なからずあるとの主張も出てきている。(構造や生成原因などについては、別項メタンハイドレート参照。)
深海部の平均水温が2~3℃上層するだけで、海水に接しているメタンハイドレートが、一気にメタンガスに変り、メタンハイドレートの160倍以上のメタンとなるとされる。さらに、海底部の水温が上昇する環境下では、海水温全てが上昇し、二酸化炭素同様、メタンを取り込めずに、空中に放出されてしまう。
メタン単体の熱吸収率の高さについては、前述のとおりだが、メタン(CH4)の炭素原子(C)は、空気中の酸素分子(O2)と結びつきやすく、二酸化炭素(CO2)が大量に生成され、二重の温暖化現象促進となる。
また、それがさらに海水温を上昇させ、ハイドレート融解に影響するといった形で、悪循環にもつながるとされる。

よって、水蒸気、二酸化炭素、メタンガスなど、温室効果を多大にもたらすとされる火山噴火などの自然現象や地球環境と比較して、温暖化の原因が人為的か(または、それらの複合的要因か)を疑問視する意見もある。

人為説に対する疑問

前項に加え、地球規模の温暖化の結果としては、 • 「地球温暖化」の結果は、「年間最高気温上昇」に基づく「猛暑」という形ではなく、「年間平均気温上昇」の結果である「暖冬」という形で現れるとされる。 • 地球温暖化が進んだ場合、「両極の氷河の融解量」よりも、地球規模での結露のような状態である、「両極も含めた高緯度地域での降雪量」が増え、「結果として、両極の氷河の量が増える」という、見解やシミュレーションもある。 • 特に、現在と比較して、陸地の隆起などの諸問題を無視してもよいといえる、縄文時代では、現在よりも温暖化が進んでいて、現在に比べてかなりの海進の環境であったといわれている。(例;釧路湿原東京湾沿岸、八代海沿岸などが海中に没していたとされる。)
一方で、氷河時代などには極端な海退が起こったとされている。(例;沖縄九州千島列島北海道などが大陸と地続き、また、日本海が巨大なであったとされる。)そういった点をふまえて、単に海岸線と大陸棚の関係や海水量だけから判断すると、現在は、極端な地球温暖化が進んでいる状態とはいえない。

温暖化による影響

しかしながら、人為的原因を主張する研究者などは、「現在は極端な温暖化状態ではないにしても、人類が、温暖化を加速しているのは確かで、その速度や規模は、地球の歴史上みないほどの急速なものであり、自然現象とは桁ちがいである。よって、一度人為的に上昇した後は、再び自然の力で寒冷化することが困難である。」などと、主張している。

また、温暖化によって、海面上昇が起こるともいわれる。
仮に現在が、温暖化の途中段階であっても、そこに既に住み着いて生活を営んでいる者にとっては、あらゆる意味で死活問題でもある。したがって、そういった海抜以下の地域を抱えた各国や、オセアニアに集中している小さな島国などにとっても、差し迫った問題となっている。

また、地球規模の気温上昇に伴い、海水温も上昇する。平均海水温が3℃上昇するだけで、東京湾に生息する魚類がほとんど熱帯魚になってしまうともいわれ、地上も含め生態系にも多大な影響が発生するといわれている。当然、海岸線の変化も伴い、住民の住居や生活の問題ばかりではなく、経済的、政治的にも大打撃を被る危険性も考えられうる。

自然現象であれ、人為的原因であれ、また、双方が関与しているとしても、「高緯度地帯の紫外線増加問題」(「オゾンホール」の項、参照。)同様、人類で対処できる範囲で、英知を尽くし急いで最大限の対応をする必要性のある問題である。

国際会議

1994年気候変動に関する国際連合枠組条約(通称、気候変動枠組条約)が発効する。 • 1995年第1回締約国会議(ドイツベルリン) • 1997年第3回締約国会議(日本京都、通称、地球温暖化防止京都会議)

締約国会議は2003年までに、9回開催されている。

関連事項

京都議定書



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