地球環境問題
地球環境問題とは、環境問題の一種で、問題の発生源や被害が特に広域的な(地球規模の)ものを指す。環境問題の一部は、ごみ問題、局地的な公害のように国やその一部地域内で発生し、比較的完結したものに留まる。これに対し、地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨のように、発生源や被害地が必ずしも一定地域に限定できないものがある。このような問題が主に地球環境問題に該当する。
農業を人類が始めるようになって、多くの地域が砂漠化している。エジプト、メソポタミア(現在のイラク)、インダスなど古代文明の栄えた地域は乱開発により完全に砂漠化している。文明の栄えた初期にはこれらの地域には森林が広がり、非常に肥えた土壌を誇っていた。土地が砂漠化した結果、食物が育たないようになり、土地の水分が失われ、最終的に雨が降らなくなった。現在も砂漠の面積は増え続けている。一年の間に約600万ヘクタール(九州程度の面積)が砂漠化しているといわれる。
その主な問題として、次のようなものがしばしば挙げられる。 工業化の進展や自動車の普及に伴う大気汚染、酸性雨 工業排水や生活排水などによる水質汚染・土壌汚染 フロンガスの排出によるオゾン層破壊 二酸化炭素等の温室効果ガスの放出などによる地球温暖化・海面上昇・凍土融解 開発にともなう、生物多様性の減退・生態系の破壊 自然への影響を考えない土地の開発、植林を考慮しない大規模な森林の伐採。
これらは、環境への影響が国境を越えて波及する点も大きな問題のひとつである。ある国内で環境保護のための法整備を進めても、他国での環境破壊行為によって環境被害を受けることもあるため、地球環境問題は国際的な枠組みでの対策を必要とするのである。 河川の上流地域(例:ネパール)で森林を伐採することにより、水が上流の山が保水力を失い、下流(例:バングラデッシュ、カルカッタなど)で洪水が発生する。 旧東欧諸国での、無害化が不十分な排煙によって、欧州全体に酸性雨被害が発生する。 先進国での二酸化炭素排出が地球温暖化を招くことで、島嶼諸国が海面上昇による水没の危機にさらされる。
関連記事
環境学