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原生生物

原生生物界
分類
ドメイン: 真核生物 Eukaryota
: 原生生物界 Protista 
原生生物(げんせいせいぶつ)とは、真核生物菌界にも植物界にも動物界にも 属さない生物のグループである。例えば、褐藻類(褐藻植物門:コンブなど)、紅藻類(紅藻植物門:テングサ、アマノリなど) のような多細胞生物も属しているが、多くが単細胞生物である。また、細胞性粘菌のように、単細胞で独立して食物を摂取する期間と、 多細胞の子実体を形成する期間の双方を生活史のうちにもつ生物も属している。 原生生物は水中や水を多く含む土壌中に生息している。他の生物に寄生して生活する種もいる。

原生生物界には以下の様な生物が含まれる。 • 褐藻類、紅藻類といった細胞核を持つすべての藻類 • べん毛をもつミズカビ類 • 粘菌、細胞性粘菌 • アメーバなどの原生動物 これらの生物のなかには、植物のように光合成を行う種、動物のように他の生物を捕食する種、菌類のように胞子を 形成する種など、多様な種が属している。このような大きな多様性を持つことから、原生生物を一つの界にまとめてしまうことには批判があり、 八界説のような新たな生物の分類が提唱されている。

歴史

古くから、生物を動物界(動いて餌を採るもの)と植物界(動物ではないもの)に2分する二界説が生物の分類法の主流であったが、 19世紀に入り、ヘッケル(Eanest Heackel)は動物とも植物ともとれる原始的な生物を3番目の生物界、原生生物界として分離し、動物界、植物界、原生生物界の三界とした(三界説)。 当初ヘッケルが原生生物界に分類した生物は細菌類真菌類、単細胞藻類、原生動物、海綿であったが、後に単細胞生物に限定した。

1959年、ホイタッカー (R.H.Whittaker)は生物をモネラ界、原生生物界、植物界菌界動物界の5界に分類する五界説を提唱した。当時、原生生物界は単細胞生物のみを含んでいたが、その後ホイタッカーやマルグリス (マーギュリスL.Margulis)らによって、真核多細胞生物を含めた再定義がなされた。この定義によると原生生物は「胚を作らず、組織の分化または形成も行わず、波動毛(べん毛)をもつ場合は微小管が9+2構造に配列する真核生物」と定義される。従来、 原生生物界の学名はProtista(プロティスタ)とされてきたが、上記の真核多細胞生物を含めた分類では学名をProtoctista(プロトクティスタ)とすることがある。




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