北総鉄道
北総鉄道(ほくそうてつどう) 東京都東部から千葉県北西部に路線を有する鉄道会社。北総開発鉄道から改称。本稿で詳述する。 かつて千葉県にあった鉄道会社。現在の東武野田線北総鉄道(ほくそうてつどう)は、東京都東部から千葉県北西部に路線を有する第三セクターの鉄道会社で、京成電鉄のグループ企業の一つである。本社は、千葉県鎌ケ谷市初富928。事業所は、千葉県鎌ケ谷市初富929。
千葉ニュータウン建設開始に伴い、1972年3月の都市交通審議会(現在の運輸政策審議会)答申第15号が示した2本の東京都心直結ルートの一つ(注1)を運営するために京成電鉄を主体に金融機関の出資により設立されたものである。
後に千葉ニュータウン建設の事業主体である千葉県、1973年に事業に参加した宅地開発公団(後の住宅・都市整備公団、都市基盤整備公団。現在の都市再生機構)、沿線地方自治体が出資者として加わり、第三セクター会社となった。
(注1) もう一つのルートは地下鉄10号線(都営地下鉄新宿線)を本八幡から延伸し、鎌ヶ谷市初富に至り、小室まで併走して印旛松虫(現在の印旛日本医大駅)に至るルートであった。こちらは千葉県が事業主体となって準備が進められていたが、小室から先の区間については、1978年に宅地開発公団が免許を譲り受けて開業している。なお、本八幡~小室間の千葉県営鉄道については、現在は免許が失効している。
歴史
北総鉄道は、その設立の経緯から千葉ニュータウン建設と密接なつながりを持ち、北総鉄道の歴史は、千葉ニュータウン建設の歴史でもある。千葉ニュータウン建設は、1966年に千葉県が構想を発表し、1969年に都市計画決定。1970年に小室地区から事業着手されたものの、用地買収が計画通りに進まずスローダウン、その間に東京圏への人口集中が鈍化し、住宅確保の緊急性が薄れたこともあって、当初の計画から大幅な変更・縮小を余儀なくされている。これは、そのまま北総鉄道の経営に影響を及ぼしている。
1972年5月10日 北総開発鉄道設立 1979年3月9日 北総線(第I期)北初富~小室間開業 1982年5月 新東京国際空港アクセス鉄道として位置づけ 1984年3月19日 住宅・都市整備公団千葉ニュータウン線小室~千葉ニュータウン中央間が開業し、運営を受託。 1988年4月1日 住宅・都市整備公団千葉ニュータウン線の第2種鉄道事業者となる。第1種鉄道事業区間を含めて北総・公団線に改称。 1991年3月31日 北総・公団線(第II期)京成高砂~新鎌ケ谷間(第1種鉄道事業)開業 1992年7月8日 北初富~新鎌ケ谷間廃止 1995年4月1日 千葉ニュータウン中央~印西牧の原間(第2種鉄道事業)開業 2000年7月22日 印西牧の原~印旛日本医大間(第2種鉄道事業)開業 2004年7月1日 社名を北総鉄道に変更。路線名も北総線に変更。
路線
32.3kmの路線を有するが、一部は千葉ニュータウン鉄道が施設を保有する第2種鉄道事業区間である。現在、成田空港への延伸計画が進行中である(2010年予定)。 北総線(第1種鉄道事業):京成高砂~小室 19.8km 12駅 北総線(第2種鉄道事業、第3種鉄道事業者は千葉ニュータウン鉄道):小室~印旛日本医大 12.5km 3駅 【廃止】北総・公団線 北初富~新鎌ケ谷 0.8km
車両
2004年4月1日現在、8連7編成(56両)が在籍するが、自社所有の車両は5編成(40両)で、2編成(16両)は京成電鉄からのリース車である。その他、千葉ニュータウン鉄道所有の8連5編成(40両)も管理している。便宜上、千葉ニュータウン鉄道所有車についてもここに記す。自社車両
現役車両
7000形…自社所有車。3編成24両在籍 7250形…京成3200形のリース車。1編成8両在籍 7300形…自社所有車。2編成16両在籍 7800形…京成3700形のリース車。1編成8両在籍
過去の車両
7050形…京成3150形のリース車 7150形…京急1000形(初代)のリース車
千葉ニュータウン鉄道所有車
9000形…2編成16両在籍 9100形…3編成24両在籍
乗り入れ車両
東京都交通局5300形電車 京急1000形電車 (初代) 京急1500形電車 京急600形電車 京急1000形電車 (2代) 京成の車両が乗り入れることはない。