地震
地震(じしん)とは、 普段は固着している地下の岩盤が、一定の部分を境目にして急にズレ動くこと。 それによって引き起こされる地面の振動。 の2つの意味で使われる。正確には 1. を地震と呼び、2. は地震動と呼ばれるが、通常は地震というと地震動を意味することが多い。また動いた境目を震源と呼ぶ。
地震の規模をマグニチュードと言いMと表記、地震動の大きさを震度の基準で表す。
通常の地震は断層が動くことが原因であると考えられている。大きな地震では震源に近い別の断層が動くこともある。最初に動いた断層を震源断層と呼ぶ。火山活動に伴う地震には断層と関係無い事も多い。日本及びその周辺で断層を原因として発生する地震には3種類ある。一つは南海地震や東海沖・三陸沖・十勝沖等100年ぐらいの周期で発生するM8クラスの海溝型地震。震源地は地面の下だが、関東地震もこの分野に入る。2番目はM8からそれ以下の内陸活断層の直下型地震で、同一断層での発生は数百年から数万年に1回の頻度。3番目は茨城県や福島県付近の地下深部で発生する地震。1,2番目は被害が大きい場合があるが、3番目は被害が少ない。3種類の地震とも原因はプレートテクトニクスで説明できるとされている。 1番目の地震はプレートのぶつかり合いの場として説明される、日本周辺では海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込み、両者の境界が応力により歪みを受け、ばねのように弾性力を蓄え、やがてそれが跳ね返る時に地震が起こると考えられている(弾性反発説)。海域での地震発生に伴って、津波が発生することがある。震源断層はプレートの境界そのものである。 2番目は海洋プレートに押されつづけた日本列島がその力に耐えかねてあちこちでひび割れ、押された力を上下に逃がす形で山が高く、谷が深くなるように地面が動くこととして説明される。このタイプの地震は活断層が動くことが原因で、地震学者たちは1980年以後日本全土の活断層を調査し、危険な断層を順次点検している。兵庫県南部地震の前に公表された危険断層の地図には他の大断層類と同時に「危ない断層」として有馬・高槻・六甲断層帯が危険と表示されていた。この調査作業は現在も継続して続けられている。 3番目は1番目の地震の続きで説明される。大陸プレートの下にもぐりこんだ海洋プレートが地下深部で割れて起こる地震で、震源が地表から遠いため地震動が大きくなく被害になりにくい。
主な被害地震
1891年10月28日 濃尾地震 1896年6月15日 明治三陸地震 1896年8月31日 陸羽地震 1923年9月1日 関東地震(関東大震災) 1925年5月23日 北但馬地震 1927年3月7日 北丹後地震 1930年11月26日 北伊豆地震 1933年3月3日 昭和三陸地震 1943年9月10日 鳥取地震 1944年12月7日 東南海地震 三重県沖 1945年1月13日 三河地震 1946年12月21日 南海地震 和歌山県沖 1948年6月28日 福井地震 1960年5月22日 チリ地震(20世紀最大規模の地震) 1964年6月16日 新潟地震 1968年5月16日 1968年十勝沖地震 1978年6月12日 宮城県沖地震 1983年5月26日 日本海中部地震 1984年9月14日 長野県西部地震 1993年1月15日 釧路沖地震 1993年7月12日 北海道南西沖地震 1994年1月17日 ノースリッジ地震(ロサンゼルス地震) 1994年10月4日 北海道東方沖地震 1994年12月28日 三陸はるか沖地震 1995年1月17日 兵庫県南部地震(阪神淡路大震災、阪神大震災) 2000年10月6日 鳥取県西部地震 2001年3月24日 芸予地震 2003年9月26日 十勝沖地震
地震の一覧
東京大学地震研究所地震予知情報センターに、1996年からの大きな地震の一覧がある[1]。 World Data Center for Seismology に、世界の地震の一覧がある リアルタイムの速報 - 大地震(1980年から) : 2003年 2002年 - 10大地震 - 5万人以上が死亡した地震。(ほとんどのページはパブリックドメイン)
日本
2003年5月26日 - 宮城県沖の地震(東北地震) - マグニチュード 7.0、宮城県気仙沼沖。 2003年7月26日 - 宮城県北部の地震 - マグニチュード 6.2、震度 6 の地震が 1 日に 3 回(観測史上初)。10 日以上余震が継続。 2003年9月26日 - 十勝沖地震 - マグニチュード 8.0、十勝沖。
世界
日付はいずれも現地時間 2003年5月26日 - インドネシア、ハルマハラ - マグニチュード 7.0。 2003年5月26日 - フィリピン、ミンダナオ島 - マグニチュード 6.8。 2003年12月26日 - イラン、ケルマン州バム - マグニチュード 6.3。
地震予知
一般に、地震の発生を事前に予知することは、難しいとされている。数少ない例として、近い将来に発生するとされている東海地震については、日本の行政・研究者が予知の可能性が高いと考え、観測体制・判定会の開催・警戒宣言の発令等の手順が明確にされている。
ギリシャの研究者によるVAN法や、八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男による方法では、地電流やFM放送の電波を用いて間接的に地震の発生を予知しようとするものであるが、原理が解明されておらず、予測も確実ではない。
地震が発生する前の気象や生物行動の変化を宏観異常現象としてとらえて、地震を予知しようとする試みがあるが、そのメカニズムを論証できるものではない。
関連情報
地震学 地震波 津波 気象庁
外部リンク
地震予知情報センター webSEIS - 最近の地震情報などを見たり調べたり、これまでの地震活動の検索することができる。 地震情報、地震活動解析、地震波形データベース、地震カタログデータベース、地球科学外部リンク集、その他。 地震調査研究推進本部 National Earthquake Information Center - World Data Center for Seismology (英文) ページはパブリックドメインとの事です[1]。