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必須アミノ酸

必須アミノ酸 (ひっすあみのさん) とは、その動物の体内で合成できず、栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のこと。必要アミノ酸、不可欠アミノ酸とも言う。

人間では、一般に次の8種類が必須アミノ酸に含まれる。

トリプトファンリシン(リジン)メチオニンフェニルアラニンスレオニンバリンロイシンイソロイシン

必須アミノ酸は、いずれもL-型で有効ではあるが、体内ではアミノ酸オキシダーゼ (EC 1.4.3.3) とアミノトランスフェラーゼ(EC 2.6.1群)の作用により、D-型とL-型の相互変換が可能なため、D-型のアミノ酸でもよい。(リジンとスレオニンを除く)また、相当するαケト酸やαヒドロキシ酸で代替できるものもある。

なお、ヒスチジンアルギニンは体内でも合成され、成人では非必須アミノ酸ではあるが、成長の早い乳幼児期では、体内での合成量が十分でなく不足しやすいため、これらは準必須アミノ酸と呼ばれる。同様の理由から、システインチロシンも準必須アミノ酸として扱われる場合もある。準必須アミノ酸も必須アミノ酸として扱われることが多い。また逆に、これら準必須アミノ酸と対比するため、前出の8種のアミノ酸を完全必須アミノ酸と呼ぶこともある。

動物の種類によって必須アミノ酸の種類は異なっている。例えば、

猫にはタウリンを合成する酵素を持っていないため、タウリンも必須アミノ酸に含まれている。
成熟ラットでは、人の必須アミノ酸8種にアルギニンを加えた9種。
成長期ラットでは、さらにヒスチジンを加えた10種
トリでは、さらにグリシンを加えた11種
など。



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