太陰太陽暦
太陰太陽暦(たいいんたいようれき)とは、太陰暦を基にしつつも、閏月を挿入して実際の季節とのずれを補正した暦である。太陽太陰暦と呼ぶ場合もある。太陰太陽暦を太陰暦と呼ぶ場合もあるが、これは、太陰太陽暦が太陰暦から派生し、どちらも日は月の運行によって決められるという共通点による。純粋な太陰暦では、1回帰年の近似値である12ヶ月を1年とした場合、1年が354日となり、太陽暦の1年に比べて11日ほど短くなる。このずれが3年で約1か月となるので、約3年に1回、余分な1か月閏月を挿入して、ずれを解消した。閏月を19年(メトン周期)に7回挿入すると誤差なく暦を運用できることが古くから知られ、世界各地で行われた。
ヨーロッパや西アジアでは早い時期に太陰太陽暦から太陽暦へ移行し、太陰太陽暦は主に東アジアを中心として使用された。
中国では、暦と季節とのずれを検出するために二十四節気が考案された。二十四節気は1つおきに正節(節気)と中気に分けられ、正節から次の正節までの間を節月という。節月は約30日であり、1朔望月よりも長い。よって、暦と季節とのずれが蓄積されてゆくと、中気を含まない月が生じることになる。この中気を含まない月を閏月とする。また、月名も、その月に含まれる中気によって決め、例えば雨水を含む月を「一月(正月)」とした。
太陰太陽暦に基づく暦法
元嘉暦 儀鳳暦(麟徳暦) 大衍暦 五紀暦 宣明暦 貞享暦 宝暦暦 寛政暦 天保暦 太初暦 四分暦 授時暦 大統暦 時憲暦
バビロニア暦 ユダヤ暦 ギリシア暦 マケドニア暦 ヒンズー暦
関連項目
旧暦 旧暦360日