太陰暦
太陰暦(たいいんれき)は、月(太陰)の満ち欠けを基準にして作られている暦法。陰暦ともいう。
太陽暦の1年(回帰年)はおよそ365.25日である。太陰暦でこれに近いのは12か月(約354日)なので、12か月を以て1年とする。太陰暦の1年は太陽暦よりも約11日短い。
純粋な太陰暦は1年の長さが1回帰年よりも短いため、暦と実際の季節とがずれてゆく。これを解消するために閏月を適宜挿入することで暦を調整するのが太陰太陽暦である。太陰太陽暦を広義の太陰暦に含める場合もあり、狭義の太陰暦を純粋太陰暦と呼ぶこともある。
現在、公式の暦として使われている太陰暦はヒジュラ暦のみである。
太陰暦は月の運行を元にはしているが、1年を1回帰年の長さに近い12か月としている点でわずかに太陽暦の性格を持つ。逆に、太陽暦で1か月を約30日としているのは太陰暦の名残りと考えられている。