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山陽電気鉄道

山陽電気鉄道さんようでんきてつどう)とは、兵庫県南部で神戸と姫路を結ぶ鉄道と、神戸市垂水区を中心に沿線都市で路線バスを運営している会社。本社は神戸市長田区御屋敷通3丁目1番1号。自動車部は神戸市垂水区清水が丘2丁目10番22号。
通称は「山陽(さんよう)」または「山電(さんでん)」。

歴史

電力会社の宇治川電気が運営していた旧兵庫電気軌道に由来する兵庫~明石間の軌道と、旧神戸姫路電気鉄道に由来する明石駅前(現在の山陽明石)~姫路駅前(現在の山陽姫路)間の鉄道を引き継ぐため設立された。

社名が「山陽」とひどく大きな地域名となったのは、後に網干線として実現する飾磨から広畑方面への支線計画が、当初岡山方面への延長を視野に入れていたためで、現実に網干線には赤穂までの具体的な延長計画が存在し、免許も相生(那波)まで得ていた。

元来軌道法準拠で、しかも風致地区である須磨周辺の住民の反対等の関係もあって急曲線区間を含む(松の木を避けて線形が決定されたという伝承さえある)直流600V電化で低規格な旧兵電区間と、当初より本格的な都市間高速電気鉄道として建設され、新規開業ではわが国初、全体でも国内2番目の直流1500V電化された(ポール集電で直流1500V電化というのは国内では後にも先にもここだけであった)直線主体の良好な線形を備える旧神姫電鉄線とを明石で無理につなげたため、当初は直通運転に旧兵電と同じ車両限界をクリアする小型車体で複電圧切り替え機能を搭載した専用車(その多くは旧兵電区間に入線できない旧神姫車からの改造・機器流用でまかなわれた)を必要とした。

この問題の解決は大戦後、戦中の車庫焼失等による絶望的な車両不足を解決すべく行われた省モハ63形の割り当て供給による大量導入(当然ながら姫路-飾磨-網干から順に導入された)を待つ必要があり、この時ようやく施設建築限界と架線電圧の統一、それに全車両の集電装置のパンタグラフ化が果たされた。

以後、東の小田急電鉄に先行した戦後初の転換クロスシート車である800形(820番台)の導入(「旅はこれでこそ楽しい」のキャッチフレーズで好評を博した)、その増備車(830-831)での川崎車両製OK台車の試用(これは2000系で本格採用され、3000系アルミ車まで30両以上に装着された)、旧型車の更新車である250形でのビニル樹脂材料の全面的導入、増備途上の2000系(2012-2506-2013)での本格的なアルミ合金製車体の採用、それに3050系後期グループ(3066以降)での大型アルミ型材の自動溶接による低コストなアルミ車建造手法の確立など、沿線に車両メーカー大手の川崎車両(後の川崎重工業)があるという立地条件もあって、目立たないながらも車両史に大きな役割を果たしてきた。

もっとも、最初の高性能車である2000系はそうした試行錯誤を重ねた結果、合計8編成建造された内、同型なのは3編成のみで残りはどれ一つとして完全に同一仕様の編成が存在しないという有様で、その保守に苦労した経験は同社に大きな教訓を残した。

1968年の神戸高速鉄道開業までに保安性の向上と輸送力の増大を目論んで3000系19m級3扉ロングシート車を大量投入し、加えてそれまで2000系に存在した2扉クロスシート車についてはラッシュ時の乗降円滑化を理由に全車ロングシート化を実施したが、70年代に入って沿線の重工業地帯の低迷が始まり、特に網干線の建設理由であった新日本製鉄(富士製鉄←日本製鉄)広畑製鉄所の高炉群の休止とそれに伴う大規模なリストラは山陽の経営にも大きな打撃を与えた。

加えてモータリゼーションの影響も深刻で、全駅の自動改札化、網干線のワンマン化、主要駅以外の各駅の巡回駅化(職員がモニタカメラで遠隔監視し、時々巡回もするが基本的には無人化である)、それに普通の一部の編成短縮、と徹底的な合理化を実施し、その一方で阪神淡路大震災後に積極策として企画された阪神梅田への直通特急運行を実現してこれはかなりの成功を収めているが、全体的な経営状況はなおも厳しくなる一方である。

1933年6月6日 設立。宇治川電気の軌道と鉄道を継承。 • 1936年5月1日 神明自動車の路線を引き継ぎバス事業を開始。 • 1941年7月6日 網干線が全通。 • 1968年4月7日 神戸高速鉄道を経て阪急電鉄阪神電気鉄道と相互直通運転開始。 • 1998年2月15日 阪急電鉄との相互直通運転を中止。阪神梅田~山陽姫路間を結ぶ直通特急を運転開始。

鉄道事業

路線

本線網干線

バス事業

(スタブ)

関連会社

山陽百貨店 • 須磨浦遊園 • ケーブルテレビ神戸ケーブルテレビ

外部リンク

山陽電気鉄道




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