気候
気候(きこう)は、天気・気温・降水量・風等、その地域を特徴づける自然条件全般のことである。 植生や人間の産業活動に大きな影響を与えるが、逆に植生や人間の活動が気候に影響を与えてもおり、地域と気候は深く関わっている。気候は、上記のような自然条件を長期間観測したときの平均的な傾向から分析され、分類される。その観測期間は数十年の期間(通常30年間)である。 分類法として、いくつかの気候パターンを植生の特徴・成因などから分類したケッペンの気候区分が広く用いられている(後述)。
気候の変動性
気候は、その地域の周辺の海陸の分布・地形・植生・生物(人間を含む)によって影響され、恒久的に同じ気候であるとは限らない。ある平均的な気候(平年状態)に比較した、年度ごとの上下のばらつきを気候変動(climitic variation) と呼び、平年状態が徐々に変化していく場合を気候変化 (climitic change) と呼んで区別する。
気候変動・気候変化の要因としては、 太陽活動(太陽黒点数の変化) 地球軌道の変化 火山噴火 温室効果による温暖化 熱帯雨林の伐採 などがあげられる。後二者は、人間の活動が主原因となる人為的なものである。また、オゾン層の破壊・酸性雨などの地球環境問題も、気候変化と関連して考えていく必要がある。
ケッペンの気候区分
ケッペンの気候区分は、植生に着目した気候区分である。 熱帯 (グループA) 熱帯雨林気候(Af)、熱帯モンスーン気候(Am)、サバナ気候(Aw) 乾燥帯(亜熱帯) (グループB) 砂漠気候(BW)、ステップ気候(BS) 温帯 (グループC) 温暖冬季少雨気候(Cw)、地中海性気候(Cs)、温暖湿潤気候(Cfa)、西岸海洋性気候(Cfb) 冷帯(亜寒帯) (グループD) 冷帯湿潤気候(Dfa, Dfb, Dfc, Dfd)、冷帯夏雨気候(Dwa, Dwb, Dwc, Dwd) 寒帯 (グループE) ツンドラ気候(ET)、氷雪気候(EF)