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概念

概念(がいねん)・コンセプト人間の精神内部に存在する何かであり、抽象的、 普遍的なものである。 精神外部の世界に存在するものや、出来事や、 それらの関係について概念が存在する。 ひとつの概念は個々の事物というよりも、 事物の集合に対して存在する。

概念は、個々の物事の細かな相違点を無視して、 それらが同一であるかのように扱うという意味で抽象的である。 概念は、(それが表す)個々の事物すべてに当てはまるという点で普遍的である。

例として「犬」という概念を挙げる。概念としての犬は、個々の犬ではなく犬の集合に対して存在する。実際には白い犬もあれば黒い犬もあるが、それらの相違点を無視して同一であるかのように扱うので抽象的である。また、例えば4本足であり、尻尾があり、哺乳類であるといった概念としての犬に当てはまることは個々の犬すべてに当てはまるという意味で普遍的である。

概念は意味の担い手である。一つの概念は複数の言語で表現することができる。 「犬」という概念はドイツ語では 'Hund' と、フランス語では 'chien' と、 スペイン語では 'perro' と表現される。 概念がある意味で言語とは独立したものであるということが、翻訳を可能にする。 つまり、同一の概念を表す様々な言語の言葉は「同じことを意味する」

しかしある言語に属する一つの言葉が表す概念は、その言語の属する文化と密接な関係にあり、 他の文化にそれに相当する概念が存在しない場合もある。そのような概念は翻訳が不可能であるか、 無理に翻訳したとしても、意味のわからない翻訳語になる。

名辞

言葉要素であるように、概念は命題の要素である。 概念が言葉で表現されたものを名辞(めいじ)という。ひとつの命題として

「AはBである」

とした場合に、「A」を主辞、「B」を賓辞という。

参照:言葉意味文化論理学

作品の概念・コンセプト

人の手による絵画・書画・曲・文芸等の作品は、作者がその作品に込めた意図・意匠・目的・思い等の概念を有し、これを表現しており、「作品のコンセプト」等と言われている。又、受け手の感じ方によって新たな概念が付加される場合があり、作品に接する時代性や社会的価値観などの変化に伴って変わる。


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