中央大学
中央大学(ちゅうおうだいがく、英字表記:Chuo University)は日本の私立大学の一つ。東京都八王子市に本部を置く4年制の総合大学である。1885年(明治18年)、穂積陳重ら当時の青年法律家有志18名により英吉利法律学校として創立された。実学主義の伝統で知られ、質実剛健を学風とする。異称は「白門」。法科の中央と呼ばれ、法曹人口の約5分の1、弁護士の約4分の1が中央大学出身である。近年の司法試験合格者数は東大、早大、慶大、京大に次いで5位。累計では東大に次いで2位。1951年から1970年まで連続20年間首位。1970年代から80年代にかけては首位の座をめぐって東大と激しくせめぎあい、その様子はマスコミで「中東戦争」と呼ばれることもあった。2004年4月には市ヶ谷キャンパスに国内最大規模の法科大学院を開設。また、法曹界のみならず公務分野に多数の人材を輩出しているのが特色で、中央省庁幹部職員数は東大、京大に次ぐ。2005年4月には公共政策研究科の開設を予定している。
沿革
1885年 7月 英吉利法律学校設置認可 1885年 9月 英吉利法律学校が東京府神田錦町に開校し、初代校長に増島六一郎が就任 1889年10月 東京法学院と改称 1903年 8月 東京法学院大学と改称。学長制を新設し、菊池武夫が就任 1905年 8月 中央大学と改称。経済学科を開設 1909年 9月 商業学科開講 1920年 4月 中央大学、大学令により設立認可。法学部・経済学部・商学部、大学院、大学予科を設け、予科を第1部(法・経済)・第2部(商)に分ける 1926年 8月 駿河台校舎完成、錦町より移転 1931年 4月 夜間学部開設 1940年10月 高文司法科試験合格者数、初めて首位 1944年 4月 中央工業専門学校(機械科・航空機科)設立 1948年 4月 通信教育部開設 1948年12月 経理研究所開設 1949年 4月 新制大学1部法、経済、商、工学部(土木工学、精密工学、電気工学、工業化学科)開設、2部法、経済、商学部開設。中央工業専門学校廃止 1949年 6月 日本比較法研究所開設 1949年 9月 第1回公認会計士試験合格者数首位 1951年 4月 文学部開設(1部文学科、史学科、2部文学科) 1951年 4月 新制大学院修士課程に法学研究科民事法、刑事法、政治学、英米法専攻、経済学研究科に経済学専攻、商学研究科に商学専攻を開設 1951年12月 司法試験合格者数初めて首位 1962年 4月 工学部を理工学部に改組 1963年 5月 理工学部校舎完成 1964年 6月 経済研究所開設 1977年11月 多摩校舎完成 1978年 4月 文系4学部、多摩校舎で授業開始 1979年 4月 社会科学研究所、企業研究所、人文科学研究所、保健体育研究所開設 1985年11月 創立100周年記念式典 1988年11月 駿河台記念館落成式典 1992年 7月 理工学研究所開設 1993年 4月 総合政策学部開設 1996年 4月 政策文化総合研究所開設 2000年 4月 市ヶ谷キャンパスで大学院授業開始 2002年 4月 国際会計研究科(会計大学院)開設 2004年 4月 法務研究科(法科大学院)開設
キャンパス
多摩キャンパス(東京都八王子市東中野)- 文系学部の1-4年次、大学院・研究所・本部
- 理工学部の1-4年次、大学院(理工学研究科)・理工学研究所
- 国際会計研究科・法務研究科
- 多目的施設
大学の構成
学部
法学部 経済学部 商学部 文学部 総合政策学部 理工学部
大学院
法学研究科 経済学研究科 商学研究科 理工学研究科 文学研究科 総合政策研究科
専門職大学院
国際会計研究科(会計大学院) 法務研究科(法科大学院)
研究機関
研究開発機構 日本比較法研究所 経理研究所 経済研究所 社会科学研究所 企業研究所 人文科学研究所 保健体育研究所 理工学研究所 政策文化総合研究所
付属校
中央大学高等学校 中央大学杉並高等学校 中央大学附属高等学校
特色
多摩キャンパス
多摩キャンパスは中央大学の文系全学部が集中する主要なキャンパスである。
かつて中央大学は東京都心の神田駿河台地区を本拠としていたが、高度経済成長期に入学者が増加して校舎が手狭となり、当時都心部にあった大学の郊外への移転が推進されていたこともあり、1978年に多摩に移転した。 現在駿河台校舎の跡には駿河台記念館が建てられており、OB・OGの懇親会などに利用されている。
場所は東京都八王子市南部に広がる多摩丘陵の丘の上にある。 近隣には多摩動物公園や多摩テックなどのレジャー施設はあるものの繁華街は無く、陸の孤島と揶揄されることもある。
交通は京王動物園線の多摩動物公園駅から徒歩で10分ほど坂を登ると着く。この坂は年若い学生にはともかく年老いた教授にはきついものらしく、かつては一部の学生の間で「講師殺しの坂」と呼ばれていた。 しかし、2000年に開業した多摩都市モノレール線の中央大学・明星大学駅がキャンパスに直結し格段に便利になったため、そのような話も無くなりつつある。
キャンパスは大変広く、一説には都心の鉄道の駅間ほどの幅があると言われ、端から端まで歩くと15分はかかる。その中に各学部棟・大学院棟を始め、学生棟や生協棟など計22棟の建物の他、陸上競技場、サッカー場、屋内/屋外プールなど、多岐に渡る施設が整えられている。
ただ、安保闘争が激しかった時期に設計されたためか、妙な設計もところどころに見られる。 キャンパスの面積に比して門扉が少なく、ロックアウトが容易にできる。 教職員棟は学部棟から若干離れており、非常時には窓にシャッターを降ろして籠城できるようになっている。 学生棟をキャンパスの隅に配置し、学部棟から隔離している。 学生棟は部活動の規模に比べて手狭に作られ、学生が溜まりにくいようにできていた。 なお現在はもちろん学園紛争などは無い。
周辺には学生街が存在しないため、学生生活に不便のないよう巨大な大学生協が設置されていて、中大生の生活の要となっている。その業務は下宿や保険、旅行の斡旋やバイク・家電・衣服・書籍・CD・化粧品・医薬品・眼鏡などの販売、床屋の運営など多岐にわたる。もっとも有名なのは学生食堂で、4階建ての生協棟のほとんどを使って、購買・喫茶・軽食・ビュッフェ・洋食・中華・和食など、様々な種類の食堂を運営している。ただそれでも試験期間などの繁忙期には席が不足する。 これだけの仕事をするだけのことはあり利潤も多いようで、大学生協としては珍しいことに毎年黒字を出している。
上記のように充実した設備を誇ってはいるものの、それだけに学生生活がキャンパス内で完結してしまいがちで、また都心から若干遠いこともあいまって他大学やOB・OGとの交流も滞りやすく、一部で問題視されていた。このため、新設の法科大学院は都心の市ヶ谷に設置されることとなった。
現在は大学生人口の減少に対応するため、大学は司法試験などの資格試験受験者専用の建物(学生研究棟)の炎の塔を建設し、また従来の方針を一変して大規模な新学生棟を建設するなど、大学の魅力をさらに高めようと力を入れている。
著名な出身者
法曹 渥美雅子 - 弁護士 阿部三郎 - 元日弁連会長 木村晋介 - 弁護士 政治 海部俊樹 - 政治家、内閣総理大臣 高村正彦 - 政治家 浜田国松 - 政治家(故人) 保利茂 - 政治家(故人) 山本一太 - 政治家 山花貞夫 - 政治家(故人) 渡辺喜美 - 政治家 財界 有富慶二 - ヤマト運輸会長 相賀昌宏 - 小学館社長 鈴木敏文 - イトーヨーカドー会長兼最高経営責任者 鈴木修 - スズキ社長 成毛眞 - 元マイクロソフト社長 御手洗冨士夫 - キヤノン社長 矢内廣 - ぴあ社長 文学 赤松健 - 漫画家 植田まさし - 漫画家 えのきどいちろう - コラムニスト 逢坂剛 - 推理作家 北方謙三 - 小説家 小池一夫 - 漫画原作者、小説家 志茂田景樹 - 小説家 土屋隆夫 - 小説家 富岡幸一郎 - 文芸評論家 二階堂黎人 - 小説家 平井和正 - SF作家 矢野徹 - SF作家 マスコミ 小川光明 - 元日本テレビアナウンサー 葛西聖司 - NHKアナウンサー 鶴橋康夫 - 演出家 長谷川如是閑 - ジャーナリスト(故人) 森田浩康 - テレビ神奈川アナウンサー 矢追純一 - プロデューサー、UFO研究家 吉田填一郎 - 日本テレビアナウンサー 芸能 阿部寛 - 俳優、モデル きたろう - コメディアン 小松方正 - 俳優(故人) 千宗左 - 茶道家表千家家元 高木ブー - ミュージシャン、コメディアン 滝田栄 - 俳優 谷啓 - コメディアン、ミュージシャン 丹波哲郎 - 俳優 千秋実 - 俳優(故人) 仲谷昇 - 俳優 古谷一行 - 俳優 山下真司 - 俳優 蓬田修士 - 歌手 スポーツ 阿部慎之助 - 読売ジャイアンツ捕手 池田三男 - レスリング選手 メルボルンオリンピック金メダリスト 桂本和夫 - 元国鉄スワローズ外野手 メルボルンオリンピック5位入賞 川島廣守 - プロ野球コミッショナー 笹原正三 - レスリング選手 メルボルンオリンピック金メダリスト ジャンボ鶴田 - プロレスラー(故人) 高木豊 - 元横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズ内野手 武上四郎 - 元ヤクルトスワローズ監督(故人) 福井烈 - テニス解説者 福田正博 - 元浦和レッズエースストライカー 松江喜久弥 - レスリング選手 渡辺毅 - 柏レイソルディフェンダー その他 大内延介 - 棋士 新海誠 - アニメーション作家 西村博之 - 2ちゃんねる管理人 又吉イエス - 宗教家 米長邦雄 - 棋士 中退者 秋元康 - 作詞家 上川隆也 - 俳優 岸谷五朗 - 俳優 桜庭和志 - 格闘家 野島伸司 - 脚本家 除籍者 見沢知廉 - 小説家